
1月6日に、函館市恵山地区七つ岩付近で座礁したタンカー「さんわ丸」は、7日からサルベージ船による曳航で離礁を試みていますが、離礁できず留まったままです。
タンカーからは燃料の重油の流出があり、周辺での漁業被害が心配されています。これまでバラスト水の放出や燃料の抜き取りなどで船体を軽くして離礁を試みましたが、いずれも失敗し、今日の朝から曳航を試みましたが駄目でした。
写真の手前が「さんわ丸」で、後方に見えるのがサルベージ船です。両船の間にはロープで結ばれています。現場はまだ油くさい匂いが漂っていますが、かなり薄まったようです。
作業そのものは、海上保安庁の指揮監督のもと行われていますが、地域住民や漁業者など、地域への影響を把握し対策を立てなければなりませんから、その状況を報告するよう、市の農林水産部や議会事務局へも要請しています。
現場で見てみると、なんでこんな場所でと、地元の皆さんが仰っているとおりだと感じました。一日も早く船が曳航され、具体的影響の調査を行ってほしいものです。
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