衆議院選の公示が近づいてきました。時の総理まで来るのですから必死なのですね。各党、各候補の選挙公約も明らかになりつつあります。そんな中で、驚くような発言がありました。
昨日、北海道新聞主催の公開討論会が開催されたのですが、自民党現職・前田氏が、大間原発建設に関わって「大間原発建設の理由として挙げられている使用済み核燃料の再処理=核燃料サイクルで生み出されるMOX燃料は、他の原発で使えばいい」と言いました。MOX燃料は危ないから、大間では使わない方がいいが、他の原発地域が危険な目にあっても構わないと言っているのです。そして、それは大間だけは反対だと言っても、原発は反対ではないと言っているのと同じです。
今日、市内のホテルで「おおさか誠二」さんの勝利を目指した総決起集会が開催され、1200名が参加しました。応援弁士として、元参議院議長で民主党最高顧問の江田五月さんが駆けつけてくれましたが、江田さんは「与党の議員は地元でどんな風に言っても、東京に行けば変わるのですよ」と語りました。確かにそうですよね。自民党は、原発を重要なベースロード電源と位置づけ、原発の再稼働はすると言い切っているのですから。
逢坂さんは怒っていましたね。私たちももともと、大間原発建設凍結に何をしてくれたのか分からなかったのですが、さすがに、「危険なものは他の地域に持って行けば良い」とは、政治家の発言とは到底思えません。
「大間原発はみんな反対しているから争点にはならない」は嘘っぱちです。これほど、言っていること、考えていることが違うものはありません。重大な争点です。
経済政策もそう。逢坂さんも、応援の江田五月さんも大島九州男さんも、みんな口を揃えて言うのは、大企業をいくら儲けさせても、その儲けを株主に還元しようとするから、一般勤労者、庶民にその恩恵が回ってこないのだということです。そして格差が広がる、不均衡社会を拡大させてしまうのです。
見極めが大切ですね。
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