新月の又は月のない、秋の大気が澄み切っている夜、星々がよく見える。今日の夕方8時頃には、西から東に天の川が流れ、白鳥座やカシオペア座が見える。白鳥座の近くには、こと座のベガ(織姫)とわし座のアルタイル(彦星)がある。天頂には、秋の大四辺形やアンドロメダ銀河などがあるが、南には明かるい星が意外にも少ない。
さてこの句、月夜のように明かるいと言われている秋の星々を眺めながら、一日を振り返る。作者は、心身ともに一日を充分に使い切って、疲れてはいるがほっとして大いに満足しているのであろう。
イヌタデ(犬蓼)別名アカマンマ