一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1600   星月夜使い切ったる一日かな   洋子

2015年11月01日 | 

 新月の又は月のない、秋の大気が澄み切っている夜、星々がよく見える。今日の夕方8時頃には、西から東に天の川が流れ、白鳥座やカシオペア座が見える。白鳥座の近くには、こと座のベガ(織姫)とわし座のアルタイル(彦星)がある。天頂には、秋の大四辺形やアンドロメダ銀河などがあるが、南には明かるい星が意外にも少ない。

 さてこの句、月夜のように明かるいと言われている秋の星々を眺めながら、一日を振り返る。作者は、心身ともに一日を充分に使い切って、疲れてはいるがほっとして大いに満足しているのであろう。

イヌタデ(犬蓼)別名アカマンマ

コメント
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