コメント
 
 
 
せちがらいですね (kazuou)
2008-01-11 22:03:13
タナカさんの記事を読んで、この本、かなり気になりました。結局、今日買ってきてしまいましたよ。
新聞に限らず、紙メディア関係の企業には受難の時代ですね。
そういえば、昨日でしたか、草思社が倒産、というニュースが出ていてびっくりしました。いい本を出していて、しかもかなり売れ行きはよさそうなイメージを持っていた出版社だけに、なおさら驚きでした。
マイナー作品を愛する者としては、中小の出版社が生き残れることを祈るばかりです。
 
 
 
びっくりしましたね (タナカ)
2008-01-13 19:28:52
新聞はとってないし、テレビもないので、ニュースにぜんぜん接しないんですよね。
で、ときどき世間を知ろうと、社会派な本を読むわけです。

なので、ひょっとすると知らないだけで、毎日新聞社にも、朝日読売日経の事業提携のようなうごきがあるのかもしれません。

そうだ、もうひとつこの本と現在とでは状況が変わっていることがあるのを思い出しました。
毎日新聞はMSNと組んで、ネットにニュース配信をしていたのですが、現在MSNと組んでるのは産経新聞です。

これで毎日新聞の広告収入はまた減っちゃうかも。

個人的には、毎日新聞の書評欄が、全新聞のなかでいちばん好きなんですよね。
それだけで生き残ってほしいと、かってなことを思っています。

この本の徳は、著者が率直なところですね。
経営者は銀行から引っ張ってくればいいと書かれていました。
「新聞記者はひとの悪事をあばくのが仕事。責任をとるようには育てられていないのだ」
と、こんな感じで。
なんて正直なんだと読んでいて思いました。

草思社倒産のニュースはびっくりしましたね。
例によって、ひとから教えてもらったのですが。
たしか、今月も新刊をだしていますから、社員もびっくりしたかも。
在庫を引き取ってくれる出版社はあるんでしょうか。
それとも、バーゲンブックとかになるのか。
小沢書店の本は、よくバーゲンブックでみかけますが。

草思社の本は、いつもタイトルが面白くて、見るのが楽しみでした。

それにしても、自分が紹介した本をひとが読んでくれるというのは、うれしいものです。
この本は、自分の要約能力を越えているところがあるので、そのあたりはぜひkazuouさんの目でたしかめてください。


 
 
 
面白かったです (kazuou)
2008-01-20 08:21:10
読み終わりました。ずいぶん手の内をさらけだしているなあ、というのが正直な感想ですね。
この手の話題だと、理念が先行しがちだと思うのですが、著者が内部の人間だっただけあって、徹底的に現実的なアプローチですよね。
現在の具体的な数字はもとより、新聞の将来的なビジョンまで具体的に示しているのには驚きです。
でも、いちばん驚かされたのは、新聞業の経済効率の悪さですね。まさに「自転車操業」という感じです。
技術革新で、廃れてしまう業種というのはいつの時代でもあると思うのですが、新聞は「思想」や「表現」を担っている「文化的」な業種(建前上は)なので、問題がややこしくなっているのでしょうね。
 
 
 
よかったです (タナカ)
2008-01-20 23:33:01
新聞の経済効率の悪さは、ひとえに宅配のせいですよね。
それにくらべるとテレビは素晴らしいです。独占事業のうまみですね。
そのあたりのことが書いてあるところを読んでいたら、田中角栄さんがでてきて、またあなたですかと思いました。

「思想」「表現」「文化的」。
なにしろ、「民主主義を支えている」のですから、ややこしくもなりますよね。
ネットと新聞について書かれたところで、ネットだと、自分に興味のある情報だけしかみなくなりがちで、そのことを「日刊自分新聞」とよんでいるのが可笑しかったです。
自分のことをいわれたような気がしましたよ。

 
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