isorokuのこころの旅路

遊行期に生きる者のこころの旅路の記録です

福島県の10人中全員の子どもの尿から放射線セシュウム検出

2011-07-08 09:44:07 | Weblog
被災地の現状と同時に、もう一つ気にかかる放射能汚染をめぐって、本日恐ろしいニュースが現れました。

FNNニュース Google動画ニュースから記者会見 NHKニュースのポイント

福島第1原発事故 福島市に住む子どもの尿を簡易検査した結果、放射性セシウムを検出

参議院議員会館で、福島老朽原発を考える会の青木一政氏は、「検査した10人のお子さん全員から、全員の尿からセシウム134、それから137が検出されました。このこと­は、福島市周辺の子どもに極めて高い確度で内部被ばくの可能性があるということを示唆している」と語った。

今回、検査を受けたのは、福島市に在住する6~16歳の男女10人で、5月中旬に尿を取ってフランスの研究機関「ACRO」に送り検査した結果、10人全員からセシウム1­34とセシウム137が確認された。

北海道がんセンターの西尾正道院長は、「チェルノブイリなんかの健康被害のデータを見ると、たとえば心筋なんかにも入るわけですから、心臓病も多くなるとかですね。そうい­うような、単にがんだけじゃない、そういう病気の発生もどうも多くなっている」と話した。

今回、内部被ばくが確認された子どもの中には、断水のための水くみや、部活動などで屋外にいる時間があり、マスクをしていないケースもあった。

検査を実施した「ACRO研究所」のデービッド・ボアイエ理事長は、「さらに正確な状況を把握するには、ホールボディカウンターが必要です」と話した。
福島の保護者たちは、すべての子どもたちにホールボディカウンター検査を受ける体制を、政府に要望した。

経産省の原子力被災者生活支援チーム医療班・渕上善弘氏は、「早急的にやるべきというご意見は理解をしておりますけれども、当然、それなりの準備期間が必要だと思いますの­で」と話した。

<所感>

・以前に知人のジャーナリスト世仁氏が作成・放映している「チェルノブイルの今は福島の明日」という映像を拝見し、危機感を抱いておりました。
( http://www.youtube.com/user/takase22 をドラッグして検索すれば拝見できます)。

・恐ろしいチェルノブイルの今が、福島の今になり始めたようです。福島第一原発の放射能汚染の問題は、日本国民にとって最重要の問題としなければいけないようです。この問題も広義の復旧段階の問題といえましょう。

・政府は復興を叫ぶ前に、復旧段階の二つの重要課題(がれきの処理と放射能汚染の防止)に正面から向き合って、優先的に取り組むべきだと思います。

・googleニュースを見たところ、「政府は7月8日、東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理を被災自治体の要請に応じて国が代行する特例法案を閣議決定した。がれき処理の代行法案は、自民、公明、みんな、たちあがれ日本の野党4党も衆院に共同提出しており、今国会で政府案との修正協議が進む見通し」という記事がありました。遅い遅いですが、ようやくまともな活動が始まるようです。


・救済段階、復旧段階、復興段階の課題と解決方向を包括する自らの基本哲学、統合的な構想を持たず(復興構想会議に丸投げ)、それぞれの段階における最重要課題の取り組みが遅かったり、スルーしたりして、次の段階では重要となる自然エネルギーの問題を現在の重点課題にしている管首相は、戦略眼が弱くリーダーとして失格だと思います。

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2 コメント

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お久しぶりです (ちこ)
2011-07-08 17:19:50

 毎日の暑さの中ですが、病を抱えながらも、良い医療と医師に出会えて、以前のようなお元気そうなご様子にとっても嬉しくなりました。ほんとうに良かったですね!!奥様も喜ばれていらっしゃることでしょう。

 今の私の最大の心配事は、子供や孫たちはもちろんですが、福島の子供たちの健康です。高世さんの取材も観ましたし、主人と一緒に知れば知るほど放射能汚染のことが、ほんとうに怖いです。

 みんな生活があるので、なかなか転居もできずどんなにか不安な日々だろうと容易に想像できます。それなのに時間はどんどん過ぎても、事故は収束できず、国の頼りなさに腹立たしい思いでいっぱいです。

 
 (isoroku-hitoshi)
2011-07-08 21:01:29
ちこさん お久しぶりです。おかげさまで、名医に出会えて治療法の効果がでて、無理はできませんが、家庭内で平常の生活を続けることが可能になりました。
残念ながら夜の講座には出席できない身体の状況です。
それでもブログで感じたことや考えたことを発信できるようになれました。
コメンといただき嬉しいです。

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