切符って、なーに？

久しぶりに切符を買い電車に乗りました。
切符というと思い出すのは「バスごっこ」という子どもの歌です。ちょっと前ですが、ある出版社の座談会でお会いした香山美子先生の名作です。香山先生といえば、なんといっても「おはなしゆびさん」「山のワルツ」でしょうが、「バスごっこ」もそれこそたいへんな人気の曲でした。今でも、たまにですが、NHK「おかあさんといっしょ」で放送されます。そこでは、切符を使って、「バスごっこ」の歌とリズムに合わせ、愉快に遊びます。
その日は、たまたまカードを忘れてしまった日でした。私は、今買ったばかりの切符をしげしげと見つめながら、ここ数年、切符を買ったことがあったでしょうか？などと、思ったりして、「切符って、なーに？」などとささやく日も遠くはないのかなと、想像したりしてしまいました。それにしても、「おはなしゆびさん」や「山のワルツ」「バスごっこ」など、ヒットに導いたディレクター時代の元気が、切符を手にしながら甦ってくるのでした。
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