いぞらど isolado 魚骨日誌

主に魚の頭骨を作る日々を綴っています。

アカシュモクザメ

2019年10月18日 | 日本の魚の骨格
こんにちは。

先ほど投稿したのと、サメ繋がりで今度は「アカシュモクザメ」のご紹介です。


過去にもシュモクザメは何匹かやったことがあって、この間の夏の博物クリスマスでも販売したのですが、それらは全て「シロシュモクザメ」って言う奴でして、今回紹介する「アカシュモクザメ」は、いぞらどさんも初めてなんです。




これがアカシュモクザメの頭。
今回はかなり大きかったので、頭だけで送ってもらいました。
大きさとしては今まで作った中では最大かな、と。

アカシュモクザメの切り口の身が真っ赤だったので、
「もしや身の肉が赤いから、アカシュモクザメなのか!!」
なんて思いましたが、これは血が付いているだけで、洗い流せば普通の白っぽい身になってしまいましたとさ。
では、アカシュモクザメとシロシュモクザメの違いは何ぞやと、お思いの方もいらっしゃるでしょうが、まあ大した違いはありません。素人目にはほぼ一緒に見えます。







そんでもって、しつこく違いを探すと、2匹並べて比べると、頭の先端の凸凹にちょっとした違いがあるのが分かるんですよね。頭の先端がちょっと凹んでいるのがアカ。
まあ学問として見なければ、ムキになって調べる程のモノじゃ無いかもしれませんね。


ところが、ホネになると、アカとシロとでは、明確な差が出てくるのです。











この写真の頭の先端のT字のトコ、見て下さい。穴が開いているでしょ。ここの違いでアカとシロの見分けがつくんです。シロは穴が開いていないと言われています。
面白いでしょ。


でもね、ここまでは一般的なお話し。
ちょっとサメ好きな人なら、物知り顔で話すお話しなんですが、いぞらどさんは違います。
いぞらどさんは、知ってます。シロシュモクザメの中にも、この先端のT字の部分に穴が開いている個体がいる事を!!
今までやって来た個体の中で1個体だけですが、先端に穴が開いている個体が居ました。
ただ、このアカみたいに大きな穴ではなく、ポツンと丸い小さな穴が開いているだけだったので、見比べちゃえば違いは直ぐに判っちゃうんですけどね。

でも、わずか10個体に満たない数しかやってないのにも関わらず、1個体とは言え、穴あきが居たと言う事実は、実はかなりの確率で穴開きのシロが居るんじゃないかと想像出来ちゃうんですよね。
そんでもって、もっと大きな成長した個体なんかだと、本当は穴ももっと大きくなったりしてる個体もいるんじゃないかと。
だから、そう言うのって、ただ「穴が開いているからアカのホネ」って先入観で見ちゃうと、間違っちゃうんじゃないかと思ったりするんです。
で、いぞらどさんが何が言いたいかって言うと、ネットや書物の中の知識だけで知った気になってちゃダメだよ、って事を声を大にして言いたいんです。上記したように、実際に2種類のホネを見比べれば、違いは直ぐに判るんですが、「穴が開いているからアカ」って言う知識だけで、知った被って話をすると間違いが起こるかもしんないって事なんですよ。

何事も実際に自分で経験してみる事が大事って、特に若い人には覚えていて欲しいと、初老のおっさんは思ったりするのです。



カスザメと違って、コチラはまだホネになってもサメっぽい感じが残っているよね。


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