いぞらど isolado 魚骨日誌

主に魚の頭骨を作る日々を綴っています。

カタダラ

2019年10月22日 | 日本の魚の骨格
おはようございます。

引き続き2本目。

先程のサンゴイワシと同じセットで届いたお魚で、今度は「カタダラ」と言う魚をご紹介します。




この「カタダラ」は深海魚の中でも比較的珍しい種類で、いぞらどさんも初めて見ました。
勿論、学の無いいぞらどさんには、最初、名前なんて分かるはずも無く、研究者の卵さんに
「これ何?」
って聞いて教えてもらったのは言うまでもありません。


で、このカタダラ、15cm位の小型の魚なんだけど、そうは見えない位、凄いカッコ良さがあるんですよね。







何かこう、上手く表現できないんだけど、醸し出す雰囲気が独特で、パーツのバランスもいいし装飾もいい。上手く撮れた写真なんかで見ると(いぞらどさんのじゃダメだけど)、30~40cmはありそうな立派な魚に見えちゃう位、迫力と言うか、魚として出来上がった感じがするんですよ。(こんな表現で分かってもらえるかな?)。

で、もし複数手に入れば、このままの姿で液浸標本とかにもしたいって思ったんだけど、でも今回は1体だけだったんで、ウチは取り敢えず正攻法でホネにしてみました。

ところが、作業してみると、これが案外厄介でして

深海魚は「トロール」と言って、海の中を長時間かき回しながら獲る漁法で水揚げされる事が多いんです。
なので、釣りや定置網に比べて、相対的に、水揚げの時点で既に鮮度が落ちていることも多い。
しかもそれに加えて、深海魚自体が、水圧に適応するために、ブヨブヨの水っぽい体をしているモノも多いんです。
今回のカタダラも実際にいじくってみたところ、御多分に漏れず、深海魚一般のブヨブヨな肉付きをしており、それに準じて、骨も結構薄くて貧弱でした。
そのカッコイイ外見から、カサゴみたいな感じをちょっと想像してしまっていましたが、実際は全然違っていましたね。
「これまで連邦の深海魚で私を出し抜いた者はいなかったが・・・おもしろい、こうまで侮りがたいとは。」(シャアの声色で)


で、かなりホネの結合に注意しながら、何とか騙し騙し仕上げたのがコチラ。







先程のサンゴイワシでも書きましたが、口の中の皮膚が黒いので、取り残しがどうしても目立つ・・・。
更に、ひしゃげ方が凄いので、「あちらを立てればこちらが立たず」で、整形も非常に難儀しました。

一つ一つのパーツとか見れば、とても魅力的なんですが、全体で見るとワヤな感じが。
ここら辺が、いつまで経ってもいぞらどさんのダメなトコなんですよね。モノづくりのセンスってもんがない。

まあいつまでもぐちゃぐちゃ言っててもしょうがないんで、この辺で止めにしておきますが、カタダラそのものは、ホント素晴らしいお魚なんで、どこかで機会あったら見てみて下さい。
きっとお気に召すと思いますよ。




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