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Circus

2010年07月04日 | ヤグディンのプログラム
浅田真央ちゃんの来シーズンのSPはシュニトケのタンゴだそうですね。
タラソワさんの選曲センスはやっぱり素敵すぎ
シュニトケはロシア(ソ連と言うべきか?)の現代音楽の作曲家です。
ピアニストをしているタラソワさんのご主人は、シュニトケにピアノ・コンチェルトを作曲してもらったこともあるのだそうです。略歴を見ると、シュニトケは晩年はドイツにいたそうで・・・タラソワさんご主人もドイツですが、場所は違うのか。。。(一瞬、「ひょっとして同僚だった?」と思ってしまいました)

シュニトケといえば、ヤグディンもプログラムで使ったことがあります。
タラソワさんのところに来て最初のシーズン(1998~99)のSP「サーカス」です。



(1999年世界選手権@ヘルシンキ)

最初のコンビネーションジャンプでちょっと失敗してますけど
軽快で、スピードがあって良いですね~。
表情豊かなところもかわいい!
私的には、殴っておいて逃げ出すところの振付とか、縄跳びしながらのサーキュラーステップとかがお気に入りです。

タラソワさんによると、このプログラムを演じるために、ヤグディンに本当のボールを使ったジャグリングの練習をさせたんだとか。で、リョーシャはすぐにマスターしてしまったんだそうです。さすが~

さて、このプログラムで使われている曲は、「リビジョニスト・テイル(Revisionist Tale, 修正主義者の物語?)」と紹介されているのですが(自伝でもそうなっていた)、「リビジョニスト・テイル」はピアノ二重奏曲なんですよね。しかも、試聴してみても、それらしい曲がない・・・。

少し調べてみると、「リビジョニスト・テイル」は「transcription of five movements of the Gogol Suite for two pianos」とあり、どうやら「ゴーゴリ組曲」という管弦楽曲から5曲を抜粋して、ピアノ二重奏に編曲し直したものであるらしい。ということで、「ゴーゴリ組曲」のほうのCDを入手してみました。

Gogol SuiteSchnittke,Markiz,Malmo Symphony OrchestraBisこのアイテムの詳細を見る


ありました! 第4曲の「The Cloak」。これですよこれ
「サーカス」の音源が欲しい方は、こちらを聴いてみてください。

しかし「リビジョニスト・テイル」の5曲は

  1. Overture
  2. Chichikov's Children
  3. The Portrait
  4. At The Ball
  5. The Legacy


って・・・「The Cloak」がないんですけど・・・
どうして「リビジョニスト・テイル」ってことになっているんだろう・・・
タラソワさんもそう言っているのですが・・・なぜだ~


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