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ステパノワ/ブキン組インタビュー・その2

2015年09月30日 | ステブキだばーい
FFKKR公式サイトのインタビューより、2回目です。
シーズンに向けての準備や、プログラムの振付についてなどなど。

A: アレクサンドラ・ステパノワ、I: イワン・ブキン

アメリカ人やカナダ人は夏の競技会に参加して、とても早くから新しいプログラムを観客の前で滑り、そのことで自信を得ています。夏の準備はどのようなスケジュールで行うのが最適だと思いますか?

A: 私には、私たちと外国のスケーターとは違っているように思えます。彼らは機械のようだと言うとき、そこにはいくらかの真実があります。彼らはみな機械のようになり、ロボットのように仕事をしています。ロシアの選手はそんなふうにはならないですね。けれども昨シーズン、リーザ・トゥクタミシェワは続けざまにたくさんの試合に出場して、実際の所その全てで頂点に立っていました。素晴らしいです!けれども、このような競技スケジュールに毎シーズン耐え抜くことはできないにちがいありません。
観客の前でプログラムを演技することについて言えば、もちろん、できるだけ早くやりたいとは思います。私たちはイタリアでの合宿中、6月の中旬に初めて、新しいプログラムを人前で滑りました。全部ではなくて、2つに分けた半分だけですけれど。とはいえ、6月の初めに練習に着手して、2週間後にはもう最初の原案をお見せしたんですよ。


あなた方のチームの有利な点や強みはどこにあると思いますか?

A: ソチでのテストスケートのことをいうなら、専門家からは、私たちはもうかなりよく準備ができているという意見をいただきました。ふつう、シニアのチームはテストスケートでプログラムの全体を滑りはしないんです。昨シーズン、プログラムを全部滑ったのはワーニャと私たちだけでしたから。けれども今回は、みんながそのくらいの準備をしてきていました。まるでテストスケートではなくて試合であるかのように。演技の前にはみんな多少そわそわしていましたし、全体の雰囲気も同様でした。ソチでは私たちの演技は悪くなかったと思います。それで私たちの強みでしたっけ?私にはいつも、私たちの一番の強みは、子どもの頃から一緒に滑っているということのように思えます。兄妹のようにお互いをよく理解するようになりましたから。私たちの間で深刻な問題や対立が起こることはないので、ゆううつになったり、いらいらしたりする理由もないでしょう? 気が散るようなことが何も無いので、逆に、練習に集中することができるんです。

I: 僕たちの強みはお互いを信頼しているということですね。試合ではそのことがとても助けになります。

A: 私とワーニャはお互いを理解しあっていて、どちらかがミスや失敗をすれば、もう一人がいつも助けようとするんです。


あなた方の新しいプログラムには独自の魅力がありますね。誰が考えつくんですか?また、あなた方もそのプロセスに加わっているのですか?

I: 僕たちのメインの振付師はイリーナ・ウラジミロヴナ(・ジューク)で、彼女がアイデアを出します。それから振付を始めて、できあがったものを3人でアレクサンドル・ヴァシリエヴィチ(・スヴィーニン)と振付のアリョーナ・サマルスカヤに見せるんです。気に入らないところやうまくいかないところがあれば、みんなで解決方法を探ります。僕とサーシャも提案するし、コーチたちの提案もあり、アリョーナも意見を出します。こういう「ブレインストーミング」の結果、独創的なものができあがるんです。


ヨーロッパ選手権での銅メダルの後ではきっと、新しいプログラムを際立ったものにしたかったでしょうね。

A: 毎シーズンそうしたいと思っていますよ。

I: でも今回、コーチたちはすごく熱心でしたよ。僕はフレディ・マーキュリーが大好きで、イリーナ・ウラジミロヴナとアレクサンドル・ヴァシリエヴィチがフリーダンスの曲を持ってきたとき、嬉しくて息が止まりそうでした。この曲はあんなふうにカッコよくて、最高でしたし! 何か他とは違う、新しいものが出来上がるってすぐに分かりました。振付を始めてからは、練習がどんどん長引いちゃいましたよ。単に練習というのではなくて、本当に創造的なプロセスでした。振付は簡単に終わって、練習はすごくたくさん、長時間しましたね。振付師のアリョーナ・サマルスカヤや、コーチや、専門家と一緒に。初めは音楽に「打ち負かされ」ず、僕たちが音楽に合わせられるようなレベルのものにしなければならなかったんです。でも理想的には、音楽の上を行くようにしたいですね。今の所は全部をそのように出来てはいないけれど、でも頑張って取り組んでいます。





ロシアの選手は全般的にスロースタート気味、というのはあるらしい。でも今年のテストスケートで、ダンスのチームはどこも例年より仕上がりが早くて・・・やはり今年のロシア選手権が大激戦になるであろうこと、みんな意識しているのでしょうね。出遅れが命取りになりかねないようなこの雰囲気・・・ああおそろしや。

ワーニャはクイーン好きなんだ!好きな曲で滑れる興奮が伝わってきます。
「音楽の上を行くようにしたい」って良いこと言ってくれるね! その意気込みは素晴らしい。期待してるよ!


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