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Broken Arrow

2010年07月24日 | ヤグディンのプログラム
1999-2000シーズン、FSのプログラムは「ブロークン・アロー」でした。映画を見て音楽が気に入ったので、リョーシャが自分で選んだのだとか。

動画は2000年欧州選手権@ウィーンでの演技です。
右手の小指を骨折中・・・解説では、「練習中にボードにぶつけた」と言っていて、自伝にもそう書いてあったけれど、「練習がうまくいかなくて壁を殴ったら骨が折れた」というのが真相であるらしい




衣装はこれ、傷だらけ血だらけになっているクリスチャン・スレーターのイメージですね。
冒頭の4Tはかなり軸が傾いているけれど、よく降りましたねぇ・・・
3A-3Tもちょっと詰まったかな。でも、2本目の単発3Aはため息のでるような素晴らしさ
最後の3Sのステップアウトが残念だった。自伝でも、プログラムの終盤でこういうミスをすると、10回のうち9回は勝てない、と書いていましたが・・・

プルシェンコにタイトルを奪われてしまって、ヤグディンの怒りっぷりはただごとではありません・・・当惑しているタラソワさんモロゾフさん、お疲れさまです。
バックステージで、プルシェンコの脇を通り過ぎるときの緊張感がすごすぎる・・・お互い完全無視! なのに全身で意識しあっていて・・・火花が散っているっていうかブリザードが吹き荒れてるっていうか。しかし、よくこんなところを放送したよね。。。

ヤグディンはこの敗戦が相当こたえたようで、
世界選手権で巻き返しを図るため、FSのプログラムを「トスカ」に変更することになります。
「ブロークン・アロー」も良いプログラムだと思うのですが。
SPの「Nutrocker」ではまだまだ少年の雰囲気を多分に残しているけれど、
この「ブロークン・アロー」はグッと男っぽい感じで、力強い動きと、身体のラインの逞しさ美しさを存分に堪能させてくれます
それに冒頭の表情! ゾクゾクッとくるような素敵さ・・・

ジャッジに理解してもらえなかったのが、プログラム変更の理由だそうなのですが
う~ん、曲が割と単調で変化に乏しいので、プログラムにメリハリが付きにくい感じはする。
サウンドトラックのアルバムを聴いてみたけれど、同じようなメロディが多少のバリエーションを付けながらあちこちで繰り返されているので・・・使っている部分がどこなのか、どうもよく分からない。たぶん、Greed / Hammerhead → Secure → Greed → Nuke → Stealth → Nukeあたりかな、と思うのですが、どうでしょう。



画像をクリックするとiTMSで試聴できます。


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