答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

お待たせしました ーモネの庭から(その172)

2013年03月31日 | 北川村モネの庭マルモッタン

全国一千万のモネの庭ファンの皆さま、ながらくお待たせしました。

いよいよ北川村モネの庭マルモッタンの春本番です。

とかなんとかいいながら、いちばん待ち焦がれていたのはたぶん、当の私本人なのである。

3月最後の今日。案の定、桜はほとんど散っていたのだが、モネの庭の春幕開けの定番であるチューリップは、今が盛りと咲き誇り、他に適当な言葉を見つけられない私は、いつものように、チューリップ、チューリップ、チューリップと繰り返すばかりなのである。

 

 

 

 

 

 

 

いかな水の庭の水面フェチであるこの私といえど、この季節は、やはりなんといっても花の庭なのだ。

と、夢中で写真を撮る私に、「お疲れさまです」と聞き覚えのある声。

振り向くと、庭師の川野さんがバラの手入れをしている。

 

 

うん、お楽しみは始まったばかり、なのであるな。

 

 

        

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釜石の桜

2013年03月30日 | 土木の仕事

 

打設中の生コンに落ちた花びらを見て、

釜石の青木さんにもらった写真を思い出した。

 

 

この写真をブログで紹介したのは、去年の3月31日である。

今年も紹介する(来年もするかもしれない)。

私自身のためでもある。

 

そういえば、

きのう、高知県知事から認定証が届いた。

いわく、

 高知県建設業BCP審査会において、貴社の事業継続計画の事業継続力を審査した結果、審査基準に適合していることを認定します

 認定証の有効期間は、交付日から3年間です。

 

いわゆる建設BCPを考えるうえで、もっとも重要なのは、官と民とがチームワークで事に当たることが出来得るシステムの構築であり、そのシステムを活かすために、業界側でイニシアチブを握るのは建設業協会に他ならないと私は考えているし、一つひとつの企業のBCPと並行して、そっちを進めてくれんものかと思っている。

だがそれはそれとして、もっと根源的なところでは、この「釜石の桜」を、私のなかで風化させるかさせないか、そいつのほうがより重要なのだ、とも思うのだ。

 

 

        

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労務単価が15.1%上がるらしいこと

2013年03月29日 | 土木の仕事

朝日新聞デジタルより。

 国土交通省は29日、公共工事の発注予定価格を決める時に使う賃金の基準(労務単価)を、2013年度は全職種の平均で前年度より15・1%引き上げると発表した。人件費の高騰に対応するとともに、デフレ脱却を掲げる安倍内閣の方針も反映した。

 労務単価の引き上げは2年連続。上げ幅は1997年度に単価を公表し始めて以来、過去最大となる。

 労務単価は職種ごとに都道府県別で決める。基本給や賞与のほか、食事など現物で支給する分も含む。13年度は全国・全職種平均で1万5175円(1日8時間当たり)と、前年度より15・1%増。特に復興工事で人手不足が深刻な被災3県(岩手、宮城、福島)は1万6503円と21%引き上げる。

 

思わず、「ほ~」と感心する私。

「全国全職種平均」なのであるから、この辺境の地にそれがどう反映されるか、いち土木屋にわかるはずもないが、

なんにしても良いことには違いがない。

今日も今日とて某社の某さんが、低賃金を嘆いていたところである。

下がり続けてきた労務単価が2年連続の引き上げ。しかも15.1%増とは、春らしくて、なんとも明るい話題ではないか。

 

 

        

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世の中にたえて桜のなかりせば

2013年03月28日 | ちょっと考えたこと

 

きのうの雨で、西谷川畔の桜が、もう散り始めてしまった。

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」とは、在原業平の作で、

桜が咲けば散るのが心配になってしまうので、世の中にまったく桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに、

というような意味だという。

「もう少し散らずにいておくれ」と思う私はしかし、散り始めても、残念ではあるが、がっかりはしない。

散った花びらも(哀しくはあるが)「のどか」なものだ。

なんとなれば、これもまた桜なのだし、

オヤジともなれば、のどかに哀しいのもまた、趣きがあっていい。


とかなんとか、朝からほんわかしていた私。

日中は相変わらず、酉年のバタバタ野郎である。

明日もまた、せめて朝ぐらいは、のどかに行こうと思うのだ。



 

        

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おニュー

2013年03月27日 | 土木の仕事

 

いつだったかの、「この合羽そろそろイカンわ」という独白を聞いていたのだろうか。

「お父さん、合羽、買うてきちゅうきんね」

と女房殿が告げたのは、きのうだったか一昨日だったか。

さっそく真新しい雨合羽に身を包んで、午前中は砂防えん堤の現場で写真撮影係をしたあと、あれやこれやと現場を進める段取り、午後からは本年度最後の完成検査を1件。

合羽を見ながら、「ますます励めよっていう意味だな、こりゃ」と独りごちながら、

ますます励んだ(つもりの)私なのだった。

それにしても近ごろの雨は強く降る。

が、その傾向に反して、そぼ降る雨だった今日。

なにやらこれで波に乗れそうな気配がするのは、長年の経験と勘か、はたまた単純に根拠のない思い込みか。

「気合い勝ちぜよ、気合い勝ち」

と、新品の雨合羽をしげしげながめ、またまた独りごちる私なのだ。

 

 

        

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今年の桜 ー モネの庭から(その171)

2013年03月26日 | 北川村モネの庭マルモッタン

 

現場~役所~また別の現場、とあわただしく移動していると、

「ちょっと相談があるけんど」

と、モネの庭の庭師Oさんから電話あり。

では、今日から階段の修繕が始まってもいることだしと、

きびすを返してモネの庭へ上がる。

休園日の今日は、どこでも車を止め放題。

たまにいつもは止めないところにと思いつき、大型バスの駐車場へ。

車から降りて見上げると、桜があった。

手前にソメイヨシノ、奥にはヤマザクラ。

その隣りには常緑のヤマモモが輝き、淡いピンクの桜を引き立たせている。

そして極めつけに上等なのは、青い青い青い空である。

「どうか今度の日曜日まで咲いてておくれ」

と、心のなかで祈りつつ、山を駆け上がり打ち合わせ。

終わるとまた、あわただしく車を走らせる。

今年の桜は早いのだ。

 

 

        

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酒肴

2013年03月25日 | 土木の仕事

この前で味をしめたわけでもないが、

今日もまた『(有)礒部組現場情報ー土木のしごと』から転載する。

(そういえばこの前も、この現場の話しだったなあ)

 

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ねぎらいの言葉

 

 

高知県建設業BCP(事業継続計画)の面接が終わったのが正午少し前。

「間に合うかもしれない」

と思いたったら、さっそく行動。

昼飯をかきこんだあと、安全運転でぶっ飛ばして、高知市から奈半利まで。

本社へ帰ると、ちょうど書類検査が終わって、現場へと向かうところでした。

久しぶりにお会いする、昔いっしょに現場をやらせてもらったことがある検査員さんに挨拶をしたあと、私も現場へ同行。

仮設道がなくなってしまったので、皆んなでエッチラオッチラ山を上がって、たどりついたらすぐ現場の検査です。

高いえん堤、急な斜面と、寸法を測るのにも難儀しましたが、ほどなく検査は完成。

講評の最初に、「よく出来ています。上等です」。

そして、「よく終わらせてくれました。ありがとうございます」と何度もおっしゃってくれました。

別のかたからは、「色々あったけど、よくやってくれました。ありがとうございました」とも。

感激しました。

こちらこそ、ありがとうございました!

(宮内)

 

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こんな言葉を肴に呑んだら、いったい何杯の酒が飲めるのだろうか。

「美味いだろうなあ」と夢想する私。

オジさんたちの誘いを袖にして、お疲れモードの担当さんたちは帰ったが、

どうだい、落ち着いたら試してみないかね?

若い衆よ。

 

 

        

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しだれる桜を見ながら、CCPMについて考えた

2013年03月24日 | CCPM

 

朝の散歩で、しだれる桜を見ながら、

「年度末やなあ」とかなんとか思いつつ、

先日、とある同業者さんとかわした会話を思い出す。


「あんたとこ、いつも年度末に余裕があるねえ。うらやましい」と彼がポツリ。

「う~ん、そうでもないぜ」と謙遜してみたが、内心はうれしくてたまらなかった私である。

 

一人ひとりの技術屋さんをみれば、必ずしも余裕があるとは言えない場合もあって、連日連夜の残業つづき。

今日も今日とて3名が日曜出勤。かくいう私もそのなかの一人である。

(余裕を生み出すための休日出勤、というパターンもあるがネ)

しかし、一つひとつの工事をみれば、確かに、工期ギリギリまで仕事をしなければならない、という現場は、まずめったにない。

この事実を私は、まごうことなくCCPM(クリティカルチェーン・プロジェクト・マネジメント)のおかげだと思っている。

それぞれの現場をCCPMで管理し、そのマルチプロジェクトの集合体を、CCPMでマネジメントする。

そういえば、いささか格好が良すぎるかもしれない。

平たく言えば、プロジェクトバッファを注視しながら優先順位を明らかにして、現場に着手する頃合いや、遅れへの対策をとる頃合いを見計らい、必要なときに集中する。

たぶん、肝はこんなところなのだろうと、私は認識している。

 

その、バッファというやつ。「安全余裕」とか「水増し」とか、一般的にはそう説明されているし、それはそれで間違いないと私も思うのだが、ひょっとしたら、こういう説明の仕方が良いのかな、というものが私のなかにはある。

つまり、こうだ。

なんだかんだ言ってはみても、工事を進めていくうちには、「なんだかよくわからないもの(よくわからなかったもの)」が多々ある。

「綿密な工程表」だなんだと言ってみたところで、地球を相手のこの仕事は、「なんだかよくわからいもの(よくわからなかったもの)」を完璧に予想することなど出来ないのだ。

デキる現場監督さんというのは、経験的にそれを理解している。だから一人ひとりの頭のなかで、いくつもの隠し玉を持ち、工期を守るための勘どころを押さえている(たぶん)。

その「なんだか・・・」から、工期を守るのが、プロジェクトバッファなのだ。

であるからして、工期に影響する一つひとつの作業のつながり(クリティカルチェーン)の後ろに配置する、と思われているプロジェクトバッファは、

正しくは、守るべきもの(すなわち工期)の前に、デ~ンと構える御仁王さんのようなもの、なのである。

後ろでも前でもどっちでもいいじゃないか。置く場所は同じなんだから。と思うなかれ。

(チェーンの)後ろと考えるか(ゴールの)前と考えるかは、本質が理解できるか出来ないかにおいて、月とスッポンほどに差があると、私は思う。

「守るべきものの前」という考え方を採用すると、一人ひとりが持っているバッファ(サバ)というやつは、「なんだかよくわからないものへの備え」として、ストンと腑に落ちるのである。

とこう書くと、「安全余裕」も「水増し」も「備え」には違いなく、単に言い方を変えただけのようにも思える。

で、ここで強調したいのは、やはり「なんだかよくわからない」というキーワードなのである。

現場監督さんが、作為的に余裕を持ったり水増しをしたりして、自分自身を守ろうとしているのではなく(もちろんそういう駆け引きはあって、それはオープンにしてもらわなければいけないのだが)、「なんだかよくわからないもの」への「備え」として持っているバッファ(サバ)を、一つひとつのタスクから(ついでに一人ひとりの頭のなかからも)解放させて、守るべきもの(すなわち工期)の前にまとめて置く。

そうすることでサバという名のバッファは、プロジェクトバッファという名の「ゆとり」に進化する。

そしてそのプロジェクトバッファの増減や傾向を注視しながら、優先順位を把握して必要なときに集中することで、余裕を生み出す。

結果としてそれが、「よいモノをより早くつくる」ことにつながる。

これが建設工事におけるCCPM(クリティカルチェーン・プロジェクト・マネジメント)の要諦なのだと、私は思う今日このごろ。

今年の桜は早いのだ。

 

 

        

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ちょっとブレイク

2013年03月23日 | ちょっと考えたこと

♪焦って走ることはないよ、待ち疲れてみることさ

 

 

「アンタには言われとうないわ」という言葉が飛んできそうだが、

そんな時も必要なのだわ。

 

 

        

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勘違いという名の自覚

2013年03月22日 | ちょっと考えたこと

町内某所で、町内在住の青年、T君が私を手招きする。

(もちろん、北川村民たる私が「町内」というのは、勤務先の所在地たる奈半利町だ)

ずいぶん前から、このブログの読者であることを広言してくれている、というだけで、私にとってはすこぶるつきのイイ人である。

なんだべなと近づくと、その手には本が3冊。

そのなかの一つには「贈与」という文字が踊っていて、

なんと、「宮内さんに影響を受けて勉強をしてるんです」と言う。

しかも、「パッサーになるために」とも言うではないか。

明らかに彼は「勘違い」している。

私のメッセージが、自分に向けられた贈り物だと「勘違い」している。

しかしその、「勘違い」という名の自覚は、まったくもって正しい。

そして、「贈与」を受けたものには「返礼」の義務があり、それは贈与者に返せばそれでいいというものではない、という理(ことわり)を理解したからこそ、パッサーたらんとするその意思表示も、まったくもって正しいと私は思う。


あらあらどうしましょ。

と、思わぬところで思いもかけない告白を受けた私は、感謝と激励を込めて、「がんばりや」と言って別れたが、

うれしくて、「ボチボチとね」と、肝心な言葉を付け加えるのを忘れてしまったのである。

 

 

私は贈与を受けた。

それゆえ、反対給付の義務を負っている。

けれども、贈与は贈与者にそのまま送り返すことができない。

それは「次の受け取り手」に向けてパスされなければならない。

贈与されたものに対する反対給付義務の遂行とは、「等価のものを贈与者にお返しして、チャラにする」ことではない。

反対給付義務は、「自分自身を新たに贈与者として立てる」というかたちで遂行するしかない。自分自身が新たに贈与者となることによってはじめて、非贈与者であることの負債から開放される。

『内田樹の研究室』2010.1.9「コピペはだめだよ、について」より

 

 

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