答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

秋霖

2018年10月10日 | ちょっと考えたこと

10月10日、小雨。

「今日は”晴れの特異日”じゃないのかよ」と空をにらんで愚痴ひとつ。

ことほど左様に、昭和のオジさんオバさんには前回の東京オリンピック開会式があった10月10日を「晴れの特異日」だと勘違いしている人間が多い。あきらかにそれは誰かにそう教えられたからであり、元々は信じたわたしたちの責任ではなかったのだが、いつまでも事実に基づかないことをそう思い込んでいるのはいかがなものか。

という知識はありつつ、もういちど繰り返す。

「今日は”晴れの特異日”だろうがよ」

すり込みは生半には消えない。

 

霖と書いて「ながめ」と読む。長々と降る雨のことを指して言う。「ながあめ」が転じた呼称だろう。菜種づゆは春霖(しゅんりん)、梅雨は梅霖(ばいりん)、秋の長雨は秋霖(しゅうりん)。ごくごく一般的にざっくりと言ってしまうと、秋霖の時期は9月中ごろから10月上旬にかけてで、その後は高気圧の勢力が増して秋晴れがつづくとされている。今年は皆さんご承知のように、8月後半から延々ひと月以上もつづく長い長い霖(ながめ)である。

であればだ。もうそろそろ晴れの日がつづいてもよさそうなものだがと腕組みをして、また空をにらむ。

伊勢物語にいう。 

つれづれのながめにまさる涙川 袖のみぬれてあふよしもなし(藤原敏行)

 

♪ オレが泣いてもなんにもでない ♪

辺境の土木屋60歳の脳内には、そんな歌が流れる平成30年10月10日朝。

「今日は”晴れの特異日”じゃないのかよ」

あいかわらずこのオヤジ、いささかしつこい。


 

『泣いてたまるか』主題歌 渥美清

 

 

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