答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

push and pull

2019年01月04日 | 読む(たまに)観る

2019年1月4日、正月休みはまだつづいている。 わたしはといえば、『私本太平記』に飽きたら『考えすぎない生き方』をちょこちょこと読む、という繰り返しをつづけている。 

 

考えすぎない生き方

藤田一照

大和書房

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「私」はいつだって中心にいる主人公でありたがっている。いわゆる自己中心性です。この「私」の目線からすれば、あらゆることが全部、「私の物語」の舞台装置や登場人物になります。周りの人たちはみんな、「私」の観点から意味づけられ脇役になってしまうんです。 そして、できることなら、誰だってハッピーエンドのストーリーを生きたいわけですから、この「私」がどれぐらい周りに影響を与えて、「私」の都合のいいように振る舞うようコントロールできるかということが、人生の最重要課題となってしまうのです。

 どうコントロールするかというと、「私」自体は絶対に変えずに、好きなものは手元に近づけ愛着し、嫌なものはできるだけ遠ざけ忌避しようとします。

 これをpush and pull(プッシュ・アンド・プル)といいます。

 どれほどいいものをプルしてゲットしても、いつかは失くすかもしれないという不安が同時に生まれます。同時に、嫌いなものをプッシュして遠ざけても、また襲いかかってくるかもしれないという不安が同時に生まれるのです。 どちらにしても、短絡的な幸せはあるかもしれないけれども、それは長続きしません。プルも苦しみになるし、プッシュも苦しみになる。必然的に不安が絶えないのです。

(Kindleの位置No.600あたり)

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たとえば匕首を胸に突きつけられたような、いやもっと言えばそのナイフでグサリと胸を刺し抜かれたような、そんな気持ちを落ち着かせるように、冷蔵庫から缶ビールを持ち出してきてプルタブをプシュッとあけグビッと飲ったあとひと息つく。

よもや、「私自体は絶対に変えずに」などと思うことなどこれっぽっちもありはしないし、その正反対の心持ちで生きてはいるが、このくだり、もって肝に銘ずべしだなとまたグビリ。

2019年1月4日、正月休みはまだつづいている。

 

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