答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

130年の「重み」

2019年01月11日 | 土木の仕事

株式会社ジョイワークスさんが、自社のホームページに『いちバトンランナーとして、次の130年へ』と題し、新潟県胎内市の小野組小野社長(ちなみにわが「三方良しの公共事業推進研究会」理事長でもある)へのインタビュー記事を掲載している。

 

いわく、

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私は6代目の社長ですが、いちバトンランナーです。3代目も、4代目も、5代目もそうでした。

私の使命は、次の社長がうまく走り始めることを見届けることです。

リレー選手なので自分が一所懸命走るのは当然として、前のランナーよりも早く走ることも当然求められていますが、次の選手が活躍するような状況を作れてやっと私のゴールです。

途中でブレーキになったり、バトンを落としたりしたら大変ですよ。

企業経営には駅伝みたいな「繰り上げスタート」はないですからね(笑)

それが私の責務です。

重い責務ですよ。体重と共に(笑)

ちなみに、私の体重も130くらいです(笑)

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またいわく、

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3代目があるときこう言いました「貴史や、生き仏を大事にすれば良い。死んだ仏は拝むだけで十分」

これはどういうことかというと、「祖先は大切なものだが、それよりも今生きている人たち、お客様を大切にしなさい、つまりは歴史に引きずられるのではなく、今の、最善なことは何かを考え、それを実行しなさい」ということなんですね。

こうして小野組の経営の理念は語り継がれてきました。

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またまたいわく、

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中条祭り(※)は小野組にとって責務です。個人的にお祭りを楽しんだという経験は1度しかありません。

小さい頃、山車をひいたんです。お菓子とかジュースを貰って楽しかった。

で、家に帰ったら「そこに座りなさい!」と言われ、こっぴどく叱られてしまいました。

小野家にとって中条祭りは主催をお手伝いするものであって、楽しむものではないんです。だから小野家の人間がその中に入って楽しんではいけないという暗黙のルールがあるんです。

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そして、きわめつけにいわく、

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つまり、小野組はエリア(人と地域)を守るビジネスをしていました。

エリアを守るためには多少、外のことも知らなければいけない。

いままではあくまでも中を治めるために外とのお付き合いをしていたんです。

いわば、ディフェンスのビジネスを行っていました。

しかし、現代は中を治めるだけではビジネスが成り立たない。

なので、自分としては攻めているつもりはないんですけど、積極的に外へ飛び出し、様々な地域と深く連携するビジネスを推進しています。

しかし、基本的なビジネスの思想は昔からの小野組のビジネスと変わりません。

小野組に関係している方々にきちんとした生活ができるような環境を作るということです。

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まさに、「130年の重み」(キログラムではないよ)とバトンランナーの矜持、これにあり。かねがね承知はしていたが、「おおきな」(身体のサイズではないよ)人物だということをあらためて再確認させてもらった。

ちなみに彼は、いつのころからか、わたしのことを「師匠」と呼んでいる。多分にニックネーム的な呼称だと承知はしているが、そして、わたしにそう呼ばれる資格があるかどうかは横に置いといて、こんな「おおきな」(身体のサイズではないよ)人物から「師匠」と呼んでもらっているのだと考えると、なんとはなしに気分がよい。

とはいえ、そんなことはおくびにも出さないのが大人(たいじん)あるいは君子というものだろう。だが、この辺境の土木屋、いかんせん極めつけの小人(しょうじん)だ。野暮を承知で、また、「結局テメエのことかよ」と謗られるのを覚悟で、ちょいと自慢したい気分になったことを白状しておく。


ジョイワークスさん、よい記事をありがとう。

 

 

※中条祭り(『胎内観光NAVI』より)

「五穀豊穣」を願う中条まつりは熊野若宮神社の例大祭。

神輿や台輪、山車などが盛大に繰り出します。山車の煽りの情熱と舞いの静かな粋に見とれるのもよし、本町通りに並ぶ約200店の露店で楽しむもよし、夏の終わりをお楽しみください。



 

 

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