答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

広島2019

2019年05月20日 | ちょっと考えたこと

広島にいる。

31年ぶりだ。

あやふやな記憶が、とみに増えてきた近ごろだが、忘れようとしても忘れられないものもある。31年前の広島もそうだ。

仲間との別離、見知らぬ人たちとの邂逅、投げつけられた言葉の数々。

「オレら抜けるから」

「アンタ薄情じゃのう」

ああだこうだナンダカンダの一月半が過ぎ、家族が待つ杜の都への帰路、娘にぬいぐるみ、妻にもみじ饅頭を買い、弁当と小さな缶ビールを手に入れたあと、ポケットに残ったのは何枚かの10円玉。

あしたがどっちにあるのか、よくわからなくなりはじめたあの頃のわたしを、それから支えてくれたのは、その三月後に生まれた次女を含めた、貧しいけれどあたたかい家庭の存在だった。

あれから31年の時が過ぎ、長女の二番目の息子は、ちょうどあのころの彼女と同じ2歳になる。1988年広島、忘れようとしても忘れられないあの冬を思い出す、2019年初夏の広島。

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