答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

鯨海酔候

2018年11月16日 | 食う(もしくは)呑む

朝から鼻が痛い頭が痛い喉が痛い、という三重苦ではじまったきのう11月15日は、わが青春のアイドルツートップである坂本龍馬と中岡慎太郎が京都近江屋で襲われ、龍馬が死んだ日。

そしてその坂本龍馬が生まれた日。

ついでにボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。

とくれば、ボジョレーの新酒で乾杯だ、となりそうなものなのだが、わたしが選んだのは遠く幕末に思いを馳せて「酔鯨」の特別純米酒。

おっともひとつ理由があった。

鯨を見たからだ。

昼間、会社を休んで参加したとある会合で鯨を見たのだ。

その会の初っ端、アトラクションに登場したのは、よさこい踊りにおけるトップチーム”とらっくよさこい”。





鯨が彼女たちとともに跳ねていた。

「よ~し今宵は酔鯨だべ」

三重苦を身体に抱えたままではあるが、わたしの心はそう決まった。

しかし・・・・

なんてこった。いざ呑みはじめたはいいが、「鯨のごとく酒をのむ」、すなわち鯨海酔候と自らを称した容堂公には遠く及ぶことなく、わずか2杯の酒で風邪気味の身体はとろけてしまい、9時過ぎには寝床に入ってしてしまうという体たらく。

だが、かえってそれがよかったのだろう。今朝起きてみると、声は変わり身体のふしぶしは痛いが、回復のきざしで満ちあふれていた。

「あらあら、完全に風邪ひいてしもたね」

女房殿はそう言うが、なんのなんのどうしてどうして、体感としてすでに危機を脱したわたしはこう答える。

「風邪は治った」

「じゃあその声はなによ」

「風邪よ」

「・・・」

相変わらずわけのわからないことを言う連れ合いだとでもいうように軽く息を吐いて、まな板に向かい直す彼女には目をやらず、黙々と飯を食いながら思う。

明日は慎太郎さんの命日だな。

では今日は・・・

特別なんの日でもない。しかし、酒を呑むのに何の日かなど必要なものか。

 

昨は橋南に酔ひ 今日は橋北に酔ふ

酒あり飲むべし 吾酔ふべし

(山内容堂『二州楼閣に飲す』より)

 

たった2杯の酒で寝てしまうくせして、気分だけは、朝から鯨海酔候なオジさんなのだった。

 

 

酔鯨 特別純米酒 瓶 720ml [高知県]
 
酔鯨酒造

 

酔鯨 特別純米酒 瓶 1800ml [高知県]
 
酔鯨酒造
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