答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

桜花散る ~ モネの庭から(その347)

2019年04月13日 | 北川村モネの庭マルモッタン

「睡蓮もまだやし。今はいちばんハンパな時季やな」

と老年カップルの男のほうは言うが女は答えない。

かたわらを通りすぎるそんな人たちを横目でチラリと見て

「わかってないな」と舌打ちひとつ。

なんとなれば、

若葉の緑とおぼろな桜色が映えるみなもに桜吹雪が舞い落ちる、

そんな風景にお目にかかることができるのは、一年のうちの数日間にかぎられるのだもの、

これをしてラッキーと言わずなんとする。




ああそれなのにそれなのに、「ハンパ」とはこれいかに。

そもそもそんな予備知識がなかろうと、この風景を目のあたりにすれば、それぐらいのことは容易に想像できそうなものだが・・・と、そこで思い浮かんだことひとつ。

無言の女性も、ひょっとしてわたしと同様の思いなのではなかろうかと。

「ったくあいかわらず無粋な人だこと。せめて黙っててくんないかしら」

 

そんなくだらないことなども思いつつ、ぐるりと池を一周すると、旧知のモネの庭ファンご夫婦の姿を発見。

あいさつがわりに奥さんいわく、

「花吹雪が素敵ですね。もっと風が吹けばいいのに」


ことほどさように、感じ方などというものは千差万別人それぞれ。

なにがよいとか悪いとか、そんなことではないのだな。

うなずきつつ丘を降りる、辺境の土木屋なのだった。



 

 

 

 

↑↑ 土木のしごと~(有)礒部組現場情報

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumiー

 

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