「キャリアとはハシゴではなくジャングルジムのようなもの」
こんな言葉を知り、さっそくメモメモ。
と同時に30 年以上前に勤めていた会社で進められたとあるプロジェクトのことを思い出した。
ドイツ製の女性用下着の販売。社長が思いついたその新規プロジェクトのために招集されたのは4人。なぜそのメンバーにわたしが入っていたのか、今となっては知るすべもないが、辺境の土木屋たる今ならもちろんのこと、当時としても畑違いもいいところだった。
はて、とれだけアレはつづいただろう。長くはなかった。とりたててそれで学んだ何かがあったわけではない。プロジェクトが潰えたあと現物支給と称して手元に残されたブラジャーの赤さが、やけに哀しかったことだけが印象として残っている。
そんなことなどを思い起こしていると、別の言葉が降りてきた。
「どういうところを通ってきたかっていうことよりもね、そこで何をあんたが吸収してきたかっていうことだと思うわけよね。」
中島みゆき姉である。
そんな素敵な言葉たちから思い出すのは申しわけなくなってしまうような、はるか昔のわたしのキャリア。ジャングルジムならぬ、迷路にいたころの話である。








