答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

あたりかまわずマウンティング

2019年04月19日 | ちょっと考えたこと

おもしろい表現に出会った。

「あたりかまわずマウンティング」という言葉だ。

出典はここ。

 

予定通り進まないプロジェクトの進め方
前田考歩,後藤洋平
宣伝会議

 

・・・・・・

たいていの場合、人は先のことを見ようとせずに、目の前のタスクのことに終始する「木を見て森を見ず」の行動、あるいは「あたりかまわずマウンティング」の行動をとってしまいがちです。これらの行動は、プロジェクトそのものの空中分解につながりかねません。

「木を見て森を見ず」や「あたりかまわずマウンティング」と書きましたが、これは多くの場合、良かれと思っての行動です。さらに言えば、自ら課題を発見し、率先してこれにあたるという、リーダーシップの発露と表裏一体の行動です。ただこれが、時と場合を間違えると、せっかくのリーダーシップが、全体からすると単なるはた迷惑になってしまう。それがプロジェクトマネジメントというものの繊細さだ、とも言えます。(P.055)

・・・・・・

マウンティングとは・・、言わずもがなだが確認しておこう。

・・・・・・

(以下『大辞林第三版』より)

マウンティング[mounting]

サルがほかのサルの尻に乗り、交尾の姿勢をとること。霊長類に見られ、雌雄に関係なく行われる。動物社会における順序確認の行為で、一方は優位を誇示し他方は無抵抗を示して攻撃を抑止したり社会的関係を調停したりする。馬乗り行為。

・・・・・・

いつのころからかそれが転じて、人間関係で自分が優位であることを示そうとする行為もマウンティングと呼ぶようになった。

それにしても、「あたりかまわずマウンティング」とは言い得て妙だ。

言い得て妙すぎて、胸のあたりがイタくなり、辛くていたたまれなくなるわたしがいる。

いかに著者が「自ら課題を発見し、率先してこれにあたるという、リーダーシップの発露と表裏一体の行動」と評価してくれようと、それが「あたりかまわずマウンティング」の免罪符となるわけはもなく、スキあらば「あたりかまわずマウンティング」しまくっていた過去を帳消しにしてくれるわけでもない。もちろんこの文脈では、「せっかくのリーダーシップが、全体からすると単なるはた迷惑になってしまう」が主眼であり、むしろ「リーダーシップの発露と表裏一体の行動」だからこそ、その行為は「イタイ」のだとも読みとれる。

いやいやいくらなんでも、今のわたしが「しまくっている」わけではないし、それほど愚かなわけでもない。反省すべきところは反省し、その反省にもとづいてわがふりをあらためた(つもりだ)。

そう、「つもり」だ。

とはいえそれは、あくまでもわたしの「つもり」であって、実際がどうなのか、本人が思っているほどあらたまってはいないのかもしれない。何度も引いて恐縮だが、それこそ自ら課題を発見し、率先してこれにあたるという、リーダーシップの発露と表裏一体の行動」として、ついついマウンティング(のようなもの)になっている場合が多々あると、自分自身で思い当たらないでもない。

「なんだい、やってるんじゃねえかよ!ww」と笑わないでほしい。

こうやって書いているあいだにつらつら思い起こしていると、たしかにやってはいる。それはマチガイのないところだと認める。だが・・・

少なくとも「あたりかまわず」ではない。

いや、「あたりかまわず」ではないと思う。

いやいや、「あたりかまわず」ではなくしたい。

いやいやいや・・・・・


 

おもしろい表現に出会った。

「あたりかまわずマウンティング」という言葉だ。

胸がイタイ。

イタすぎて笑った。

 


 

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