こんなものをつくってみた。
安全啓発ポスターだ。
いつものように元ネタがある。
ご存知、『道路工事中につきご協力を・・・』から拝借したもの(「これが道路工事のおじさんだ」)にアレンジを加えてみた。
(nikumaruさん、いつも勝手にお世話になってます)
このごろは、3Dしかり、より現実に近いものを、よりリアルなものを、という方向に流れている。そういうわたし自身にしてからが、まちがいなくその流れに乗って走っている(速いか遅いかは別として)。
そんななか、そうでないものがあってもいいじゃないか、という趣旨で、いわばどおってこともないこのポスターを紹介してみた。
そういえば、昔のテレビには手書きがあふれていた。新聞にも週刊誌にも、字にしても絵にしても、いたるところに手書きがあふれていた。
テクノロジーの進歩とともに、いつのまにか「手書き」はその姿をあまり見なくなってしまったが、今また、いつのまにか復活しようとしている気配がわたしにはする(ひょっとしたら気づくのが遅い?)。それは純然たる「手書き」ではなく、あくまでも「手書き風」といったものではあるが、少なくとも「味気ない」PCフォントから脱却しようという流れは確たるものとしてある。
だからその流れに乗ってみた、というと、いささか大上段にかまえすぎかもしれない。こんなんもアリじゃないか?と思ったわたしの近ごろの感性が、すでにその時点で、そういった空気に影響されたものなのかもしれないからだ。
いやいや、それでもカッコをつけすぎだ。なんのことはない。有り体に白状すると差別化を図ろうとしている。
きのうの「フォントの話」にしてからがそうだ。たしかに、「伝える」ため「わかりやすく」するため、という目的ではある。しかし、その一方で、差別化を図るためでもある。そしてその副次的な産物としてマンネリを防ぐ、惰性におちいらないために少しずつ変化を加えていく、という目論見でもある。
「これがイソベのおじさん」だもの。
独りほくそ笑む。
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