答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

一匹のカエル

2019年06月05日 | ちょっと考えたこと

 

生コンを打った翌朝、コンクリートについていたカエルの痕跡を見て、アルフレッド・アドラーが好んだイソップ寓話を思い出した。

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 二匹の蛙がミルクの入った壺のふちのところで飛び跳ねていました。

突然、ミルク壺に落ちてしまいました。一匹の蛙は、ああもう駄目だ、と叫んで諦めてしまいました。

そしてガーガー泣いて何もしないでじっとしているうちに結局溺れて死んでしまいました。

 もう一匹の蛙も同じように落ちたのですが、しかし何とかしようと思ってもがいて足を蹴って一生懸命泳ぎました。

すると足の下が固まりました。

ミルクがチーズになったのです。それでピョンとその上に乗って外に飛び出せました。

(『アドラー心理学入門』岸見一郎著より)

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アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

岸見一郎著

ベストセラーズ

 

打ち立ての生コンは、ミルクのような液体ではないが、固形ではない。

そのカエルが、まだ固まってない生コンに身体ごと沈みながら、ベチャっ、ベチャっ、と渾身のチカラをふりしぼってジャンプしたであろうことは、その痕跡が足あとだけではなく、身体全体を刻印する形で残っていることをみれば、容易に想像がつく。

脱出するべ!

と必死の形相で足掻く一匹のカエルに想いを馳せ、

「いくつになってもかくありたい」

そう願う辺境の土木屋61歳と5ヶ月なのだった。




  

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