答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

『誰も教えてくれない計画するスキル』(芝本秀徳)を読む

2019年05月22日 | 読む(たまに)観る
マジビジプロ 図解とマンガでわかる リーダーになったら最初に読む プロジェクトを成功させる技術!
芝本秀徳
ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

『図解とマンガでわかるプロジェクトを成功させる技術!』(芝本秀徳)があまりにおもしろかったものだから、こうなりゃついでだ、とばかりに同じ著者の『誰も教えてくれない計画するスキル』を読みながら、特急南風に揺られ、きのう広島から帰ってきた。

 

誰も教えてくれない 計画するスキル(日経BP Next ICT選書)
芝本秀徳
日経BP社

 

・・・・・・

 プロジェクトの3つの流れ(プロセス)は、大きく分ければ「企む(立ち上げ)」「段取る(計画)」「やる(実行)」「視る(監視・コントロール)」「振り返る(終結)」の5つに分割することができます。「何を、どんなふうにやるのか?」を企み、それをどのように進めるのかを段取り、実行する。実行している間はちゃんとモニタリングする。そして、やりっぱなしにせずに「今回は何を学んだか?次に何を活かすか?」を振り返る。

 

(ここで図あり)

 

 一般的に言う「計画」とは、この図の「企む」と「段取る」ですので、本書では「企む」と「段取る」を対象にします。

「計画」をさらに細かくすると、7ステップに分かれます。


(ここでも図あり)

 

ステップ1 要求理解「何が求められているのか?」

ステップ2 プロジェクト定義「何をするのか?」

ステップ3 成果物定義「何を作るのか?」

ステップ4 マイルストーン定義「いつまでに、どこまで終わらせるのか?」

ステップ5 プロセス設計「どのように進めるのか」

ステップ6 スケジュール化「何を、いつするのか?」

ステップ7 タスク分解「どんな作業があるのか?」

(Kindleの位置No.460~480あたり)

・・・・・・

わたしたちの仕事における工程計画は、このうちステップ5からステップ7に当たる。そしてそれをわたしたちは、いきなり始める場合が多い。そういう意味では、ステップ5さえすっ飛ばして、ステップ6・7の手順をもって工程を立てているほうが多いのかもしれない。純工程計画としてはそれでよいのかもしれないが、「◯◯工事」というプロジェクトの計画としては、やはりあまりにもテクニカルに偏りすぎていると言わざるを得ない。

それをして、「工事の目的はなんですか?」という問いかけから始めることによって打破しようとして10余年、未だ道程半ばのこの身だもの、「計画の7ステップ」に目がクギヅケになったのもむべなるかな。

著者いわく、「計画のステップごとに成果物を作成することで、段階的に不確実性を減らしていくことができるわけです」。とはいえそんなことをしていた日には、ただでさえ業務が増えつづける傾向があるわたしたちの仕事においては、自縄自縛の行為となること必定だ。

ここに書かれていることをストレートに取り入れるのでは芸がない。いつものように換骨奪胎、いやもとい、「翻訳と土着化」。つまみ食いとイイとこ取りでチカラをアップさせよう、なんて虫のよいことを考えつつ、特急南風に揺られ、広島から帰ってきたきのう。

 

 

 

 

↑↑ 土木のしごと~(有)礒部組現場情報

 

↑↑ インスタグラム ーisobegumiー

 

コメント