答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

変り者

2018年09月20日 | ちょっと考えたこと

”野良のもの書き”大石さんに、こんな言葉を教わった。三島由紀夫だという。

いわく、

変り者の変り者たる所以は、その無償性にあります」(『第一の性』より)

 

グッと来た。

何度も読み返してみる。

変り者の変り者たる所以は、その無償性にあります

 

いかにもシニカルに受け取る人もいそうなその言葉を、なぜだかわたしは真正面から受けとめた。脳ではなく身体でだ。そして、またグッと来た。

調べてみると、そのセンテンスにはつづきがあった。

「世間に向かって奇を衒ひ、利益を得ようとするトモガラは、シャルラタン(大道香具師)であって、変り者ではありません。」

 

ムムム・・・とうなって考えた。

「とすると、どっちなんだ?オレ。」

自問自答する。

シャルラタン・・・検索してみる。

グーグルのトップにあったのは、こんなページ。

新評論~シャルラタン~

「内容」をサイトから引用してみる。

 

・・・・・・・・・

〈シャルラタン〉とは、近代前夜のフランスで、客寄せ芸人たちを引き連れ、祝祭や大市などを格好の舞台として、巧みな口上よろしく生半可な医術を営み、怪しげな薬を売りつけてはいずかたともなく去っていった周縁者たちのことである。

 一言では決して括れない存在だが、あえて具体化すれば「いかさま師」「もぐり医者」「香具師」などの職種をさす。彼らは長らく「負」の存在として、〈正統〉を汚す異端者として、歴史の「瑣事」として葬られてきた。しかし実は、彼らなくしてヨーロッパ近代文化はありえなかった。

・・・・・・・・・

 

ふむふむ・・・

今度は先ほどとは逆だ。脳内にシニックに響いた。

「”変り者”もいいが、”シャルラタン”も悪くはない。」

そう独りごちてスキンヘッドをつるりと撫でる秋雨の昼下がり。

あいかわらず、御しがたいオヤジだ。

 

 

第一の性 (1973年)
三島由紀夫
集英社

 

シャルラタン―歴史と諧謔の仕掛人たち
倉持不三也
新評論

 

 

 

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