答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

桃知さんのPPTを読んで自問自答してみた。

2018年09月18日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

15日、浅草で桃組の勉強会が開かれた。

今年こそはと行く気満々で、早々と申込みをし、飛行機と宿の予約をし、参加するであろう幾人かに「今回は行くからね、ヨロシク」とごていねいにメッセージを送りつけていた。だが、諸般の事情によりやむなくキャンセル。10年ぶりの参加は泡と消えた。その勉強会で桃知さんが使ったPPTが、"momo's blog" アップロードされていた。

桃知さんが脳梗塞で倒れる5ヶ月前、2009年3月作のPPTだという。そのほとんど(7割強)は難解だ。内容は当時、桃知さんのブログでよく説かれていたもので、そのころのわたしはといえば、その理論がブログに掲載されるたび、一生懸命に理解しようと努めてはみたが、さっぱりわからぬまま終わってしまっていた。今でもそのことだけはよく覚えている。もちろんそんな有様だから、今回読み返してみても同様だ。ということで、今日はそこではない。当時強く感じ入った言説が最初の方に詰まっていた。「ご自由にお使いください。」とのことなので、冒頭からのスライド10枚ほどを転載させていただくことにする。


 

 

 

 

 

 

 

 

 


・情報は変化しない

 システムは変化する

 

・組織(企業・協会)

 というシステムをつくる情報

 =組織のDNA

 ≒ミーム

 ≒社風

 

・環境変化へ適合するために

 組織のDNAを書き換えることは可能か

 

・進化論のアナロジー的には

 可能だということになっている

 

・しかし

 全てを書き換えるわけではない

 

・書き換えられるもの

 文化と業務の慣行

 個別の目的と戦略

 

・書き換えられないもの

 基本的な価値観

 基本的な目的

 

・書き換えられないものを超える環境変化で大進化は起きる。

 若しくは書き換えられないものを書き換えようとすることで淘汰/成功する。

 骰子一擲

 

 

もちろん、当時のわたしにとっての焦点が最後の2枚、

・書き換えられないもの

 基本的な価値観

 基本的な目的

・書き換えられないものを超える環境変化で大進化は起きる。

 若しくは書き換えられないものを書き換えようとすることで淘汰/成功する。

そのなかでも最後の「書き換えられないものを書き換えようとすることで淘汰/成功する。」であったことは言うまでもない。

ということで、久しぶりに相対したこのスライドを読んで、自問自答する。

「汝、果たしてそれを成し得たや否や」

どうひいき目に見てもYesとは言えない。しかし、Noと言下に否定するのが妥当かといえば、それこそNoだ。「わたしとわたしの環境」をそこまで卑下するものではない。

と、あることに気づいた。

「書き換えられないものを書き換えようとすること・・・」

たしかにそこにはそう書いている。

「書き換えること」ではなく、「書き換えようとすること」が「淘汰/成功」に結びつく。ということはつまり、「書き換えようとする」意志のもとで「書き換えようとする」プロセスを繰り返すことが肝要であって、「書き換えられる」かどうかの結果は副次的なものだと、そういうことか?いったんはそう解釈し、ブルルとカブリを振り否定する。

 

書き換えようとした「組織のDNA≒ミーム≒社風」、つまり「基本的な価値観」と「基本的な目的」は、現状を一見すると書き換えることができたようでいて、依然として根っこのところでは書き換えることができておらず、それはやはりどうやっても「書き換えられないもの」だったのかと思わぬでもない。そこのところを無視して、「書き換えようとする」プロセスをあきらめずに繰り返してきたから過去がよし、繰り返しているから今もこの先もそれでよしと解釈するのは、

「そりゃアンタ、そういうのをご都合主義と言うのだよ」

別のわたしが右斜め60度上あたりから指摘するのを受けて、

「ソイツぁそのとおりだ」

とボリボリとアタマを掻く。


「だとすれば、どっちなんだい?」

と先ほどの自問自答をふたたび繰り返し、「むむむ・・・」と目を白黒させてゴホゴホと咳き込む2018年9月18日、朝。

 

 

 

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