答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

今日もまた『女の機嫌の直し方』(黒川伊保子)より

2018年08月22日 | 読む(たまに)観る
女の機嫌の直し方 (インターナショナル新書)
黒川伊保子
集英社インターナショナル

 

われながら、よっぽど気に入ったに違いない。放ったらかしておくと、ずっとこの本のことばかり書いていそうな気配だ。今日もまた『女の機嫌の直し方』より。

 

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男性は、遠くと近くを交互に見て、距離感をつかむ。ものの輪郭をいち早くつかみ、その構造を理解する。女性は、比較的近くにあるものの表面をなめるように見て、針の先ほどの変化も見逃さない。

(Kindleの位置No.313)

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どうもわたしは遠視眼的な人間だとかねがね思っていた。もちろん15年を余っての老眼だが、その話ではない。近くにあるものを見つけにくい。それに比べわが女房殿は正反対だ。近くにあるものには敏感に反応する。一例をあげると、わたしは物を捜すのがおそろしく下手だが、女房殿は天才的に上手い。

どうしてそこがわかるの?

なんでここが見えないの?

わたしが物を失くすたびに繰り返される会話だ。「なんで?」と蔑まれるとじつに哀しいが、甘んじて受けざるを得ない。なぜならば、本当にわたしは見つけることができなくて、なぜか彼女には見えてしまうのだ。

黒川さんが、こんな例を書いている。

 

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ちなみに、遠くを見る男性脳と、近くを見る女性脳。このビューセンサーの有効範囲の違いは、恋人同士の喧嘩を誘発する。

助手席に乗った女性が「そこ左」と言ったとき。彼女は20メートル先のわき道を見ているのに、運転席の彼のほうは50メートル先の交差点を見ている、なんてことは、日常茶飯事だ。当然、車は指示した側の意図とは違う道を左折する。

こんなとき、女性は「そこ左、って言ったのに」とイラつくし、男性は「だから、きみの言ったとおりに左折したんだよ」とムカつくことになる。

(No.395)

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そのたびにケンカになるかならぬかは別として、わが夫婦の場合もこんな例は枚挙にいとまがない。

したがって、「男性に道を教えるなら、自分が考えるより、かなり手前で一度予告をしなければいけない。」と黒川さんは言う。

こんなふうにだ。

 

「次の大きな交差点を過ぎたら、左寄りで。交差点から100メートルくらいで左折するから。左折する手前角にコンビニがあるわ」

 

あたりまえだろう、と思う。さすがにそこまでキメ細やかなナビゲーションは必要ないが、「手前で予告してくれよ」と思うことはしょっちゅうだ。だが、わたしが至極当然に感じるそのことも、黒川さんが女性を代表していわく、

「男子に道を教えるのは、なかなかめんどくさいことである。」

が~ん、、、ナ、ナント、、、そんなことが「めんどくさい」とは・・・

 

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女性脳は、ことの発端から、時系列に経緯を語りながら、そこに潜む真実や真理を探り出している。(No.163付近)

男性は、問題解決のために対話を紡ぐ。相手が状況を語りだしたら、その対話の意図を探り、すばやく「解決すべき問題点」を洗い出そうとする。(No.192付近)

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という対話スタイルの違いに加えて、ビューセンサーも男女で異なっているという指摘。だが、こんなことはほんの一例だ。次から次へと示される男性脳と女性脳の違いにうんうんとうなずきながら読むわたしは、自分の体験に照らし合わせれば、お説まことにごもっともというしかなく、「脳には、明らかに性差がある。これを認めてしまったほうが、日々の暮らしはずっと楽になる。」という黒川さんの言葉が、やけに身にしみる。

男と女は相身互い。であればこそ、「ソッチが歩み寄ってくるべきだ」というのは「正しいオジさん」がとる態度として正しくはないのだろう。

 

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なじる人は傷ついている。

なじった理由が、この際、理にかなっていなくても、その人の傷ついた気持ちを受けとめて慰撫しよう。これは男の度量である。

(No.759付近)

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いや~、イイこというね。

読者の男性脳を十分に意識して発したであろう黒川さんのキラーパスをズシッと受けとめ、「正しいオジさん」として華麗にドリブルを始めたつもりの「辺境の土木屋60歳」なのである。

(あ、念のため言っときますが、わが家は平和です。すこぶるつきの平和です。あくまで「来し方」の反省を「行く末」の糧として活かすべくドリブルを始めたつもりですので勘違いなきよう。)

 

 

 

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