答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

折り合い

2018年04月28日 | CCPM

山越えで徳島まで行き、港に車を置いて和歌山まで。

夕陽を受けて進む船内で、思わず、

♪ 徳島港発和歌山行きフェリー、このじいさんときたら~ ♪

なんて鼻歌が口をついて出る。

吉田拓郎の『落陽』をはじめて聞いたあのころは「あのじいさんときたら」だったが、40数年を経た今は、まちがいなく「このじいさん」だ。

苦笑いしつつ、読みかけの本をめくる。

 

21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学
平川克美
ミシマ社

 

英語でいうManegementとは、通常は、「管理する」とか「監督する」と翻訳されますが、語源的には「馬を手綱で御する」というところからきた言葉なんです。

競馬で言うところの「折り合い」ですよね。

競走馬は、走るに任せていると、先頭へ向かって全力で走ろうとする。しかし、騎手は、馬場の状態、コースの長さ、馬の血統や性格、スタミナに合わせて、その力を最大限発揮させるために、手綱を操って制御する。かといって、制御し過ぎてしまえば、馬は走る気を殺がれてしまう。理想的な騎手は、馬と折り合いを付けながら、人馬一体となって最適な走りを見い出していきます。

「やりくり・折り合い・すり合わせ」っていうのは不合理なもの、本来一緒にできないものを共存させながら現実的な処方を見出そうという態度です。(平川克美『21世紀の楕円幻想論』P.192~193、太字宮内)

 

21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学
平川克美
ミシマ社

 

なるほど、これはいいことを教えてもらった。

マネジメントの本質は「折り合い」である。

いや、「折り合い」こそがマネジメントなのだ。

と激しくうなずきつつ、また口ずさむ。

 

♪ 徳島港発和歌山行きフェリー~ ・・・

また振り出しに戻る旅に日が沈んでいく ♪

 

まったく、このじいさんときたら・・・w

 

落陽 (高中バージョン)

 

 

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