答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

慢心

2017年11月25日 | ちょっと考えたこと

きのうは、高知県優良建設工事施工者表彰受賞企業のうち選りすぐりの何社かが学生や同業者の前でプレゼンテーションを行う会がお城下で開かれた。当社はベスト5である知事賞なので、本来は出ていってプレゼンをするのが筋なのだが、「毎年やってもらってるので今回は出なくていいです」という当局の温情(?)で今回は免除。常連のI建設さんも同様だったようだ。

何ヶ月か前、そのことを聞くなり「ありがたい」と感じたわたしが、今日、ある言葉を聞いて思わずドキッとした。

発表企業のひとつの若手経営者の言である。

彼いわく、

「ふだんは多くの人を前にして話すことなどない技術者にとって、新たな境地を切り開く可能性を持った場所」

そして、

「慣れないことに挑戦してみる。失敗してもひるまない。挑戦しつづけることが大事」

なのだと。

「ドキッとした」というよりはアタマをズギューンと撃ち抜かれたといったほうが適切かもしれない。

免除してもらって喜んでる場合ではない。たしかに押しも押されもせぬ実績を持ってはいるが、その内実は押したらヘコむ、いや押されたら容易にひっくり返ってしまうような足腰の弱さなのに・・・

慢心とはこのことだ。

 

「知の高速道路」を大渋滞まで疾走して一芸に秀でる経験は、のほほんと生きている多くの人たちに対して、絶対的な競争力を持つはずだ。そう信ずることだ。(『ウェブ時代をゆく-いかに働き、いかに学ぶか』、梅田望夫、P.101)


何度かこの言葉を引用してブログを書いたことがある。「わたしとわたしの環境」が、常にチャレンジしつづけてきた経験によって、「のほほんと生きている多くの人たちに対して、絶対的な競争力を」持っている「はずだ」という意味でだ。

ところがである。気がついてみたら「のほほんと」しているのは当の「わたしとわたしの環境」自身だった。いや、わたしの心持ちとしては、けっして「のほほんと」はしていない。だが、それが「わたしの環境」に伝わっているか。同意されているか。意思が共有されているか。そう考えると、くだんの若手経営者の言葉が、わたしを撃ち抜く銃弾のように感じられ、何ヶ月か前のくだらない「ありがたい」を吹き飛ばしてくれた。

こちらのほうが本当の意味で「ありがたい」。

感謝、なのである。

 


 

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