答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

のいち動物公園を歩きながら考えたこと

2016年04月10日 | 土木の仕事

はて、何年ぶりだろう?

と指折り数えてみるが、さしもの、かつて悪魔のような記憶力を持った男と呼ばれたわたし(自分で言ってただけですが)でも寄る年波には勝てない。最後に来たのがいつ誰とだったかしかとは思い出せないのだ。

高知県立のいち動物公園へ最初に来たのは開園当初、これは写真に写る娘たちの服装から間違いがない。平成3年のオープンだから25年前である。それから何度となく訪れた。土建屋さんが2期工事をしていたときもあった。

「ああ、こんな仕事をすると、これはお父さんがつくったんだぞとかナントカ自慢できるんだろうな」なんてことを考えた記憶があるが、それから数年後、まさか自分が公園をつくる側に回ろうとは想像もできなかった。

たぶん15年ぶり(ぐらい)に来た「のいち動物公園」は、樹々が成長して背が高くなり擬岩や石積みも苔生して、どっしりと落ち着いた趣きになっていた。

モネの庭の例を持ちだすまでもない。公園あるいは庭というものは、年月を経てようやっとそれらしくなるものだ。わたしのような土木屋がその種の工事に幸いにも携わることができたとしても、それは「つくった」というゴールのようで、公園にとってのスタートにしか過ぎない。公園を公園として「つくり込む」行為のほとんどは、維持管理をしていく庭師やスタッフたちの手によるものだ。

そこまで先を見越したうえで造成や構造物づくりが出来れば、「あれはオレがつくったんだ」と胸をはって言えるのだろうが、おいそれとそうは問屋が卸さない。

「難しいものだネ」と独りごち、堂々と「モネの庭をつくった男(のひとり)」などと自称している自分を顧みて苦笑する。まったくもって食えないオヤジとしか言いようがない。

 

動物はそっちのけ。

そんなことなどを考えつつ、孫と風景とをかわるがわるながめながら、

辺境の土木屋、高知県立のいち動物公園をゆく。

春なのだ。



 

 

 

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