答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

『忘れられた日本人』(宮本常一)を読む

2016年04月03日 | 読む(たまに)観る

 

忘れられた日本人 (岩波文庫)
宮本常一
岩波書店

 

『忘れられた日本人』(宮本常一)を読み始める。

『「便利」は人を不幸にする』(佐倉統)はまだ読み終わってない。『CIM入門』(矢吹信喜)もまだ最後まで行き着いてない。『紋切型社会』(武田砂鉄)は読み終わった。

複数を同時進行で読む。複読である。これが意外といい。気分を変えて読むことができるからだ。悪いマルチタスキングだが、これは仕事ではない(『CIM入門』は職務のうちですが)。別の本へと移るときに頭の段取り替えをしなければならなくなっても、どおってことはない。むしろその方が、精神的に楽だともいえる。ぐいぐいと引きつけられて、時間が許せば最後まで一気に読んでしまうような本はまた別だが、近ごろのわたしの場合、そんな物にはめったにお目にかからない。

『忘れられた日本人』を読み始めている。

どうやら久々の「大当たり」である。まだ40ページほどしか進んでないが、さわやかな感動を覚えている。最後まで一気に読み進めたいが、残念ながら時間が許さない。今日は地区の花見なのである。まだ夕べの酒に泳いでいるというのに昼酒とは、いかがなもんかと思わぬでもないがしようがない。と思ってはいても、一杯二杯と呑んでいるうちに調子に乗り、よしゃあいいのに最後まで付き合う羽目になるのは目に見えている。困ったもんだが、それもまたしようがない。

時計をちらりと見る。

まだ少し時間がある。

ぎりぎりまで、『忘れられた日本人』を読むことにしよう。

 

 私はそれで今に忘れぬ思い出がある。子供の頃であった。村の寄りあいへ何となくいったのである。祖父についていったのか、父についていったのかも明らかでない。大ぜいであつまって話しあっていた。そしてその中の一人が大きい声で何かしきりに主張していた。子供だから話の内容はわからなかったが、とにかく一人でしゃべっている男の印象だけつよくのこっている。ところが、一人の老人が、「足もとを見て物をいいなされ」といった。すると男はそのままだまってしまった。その時の印象が実にあざやかにのこっている。

 その後旅行をするようになってから、こうした老人にしばしばあう機会を得た。と同時にそういう老人のはたしている役割の大きさをはっきり知るようになった。(P.38)

 

 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村

 

コメント