答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

「オレは道にタイルを貼っているとき、その上を歩く人の幸せを考えていたよ」(『シェフ!』より)

2016年03月18日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

 

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近ごろちょくちょく、AmazonのFire TV Stickで映画などを観ている。

直近には『シェフ!』を観た。

 

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ (字幕版)

 

物語の筋はここでは説明しない。

紹介するのは、作中、元タイル職人のコックが主人公の若い「天才」料理人に放った言葉だ。

 

オマエは自分の気持ちでしか料理を作ってない

オレが職人だったころ

道にタイルを貼っているときは

その上を歩く人の幸せを考えていたよ

 

う~んと唸って急いでメモするが、このとおりではなかっただろう。たぶん、「こんなふうな」言葉だったと思う。

今朝、そのメモを見ながら、ひるがえってわたしはどうか、とあらためて自問する。

口ではさんざんエラそうなことを言いつづけてきた(たぶんこれからも言いつづけます)が、きちんと実践できているか(ここでいうわたしの実践には「伝える」ということも含まれています。いやむしろその占めるウエイトがかなり大きい)。

土木屋は、ただ構造物という「物」をつくりゃあいいというものではない。

土木屋がつくるのはストックされる社会資本としての「場所」というモノである。

だがその「モノ」でさえ、ただただつくってりゃあいいというものではない。

 

13年ほど前だったと記憶している。

ほ場整備工事が完成したあとクレームをいただいた。具体的な内容のあと突きつけられた言葉がこれだ。

 

「アンタら、田んぼを作る者の身になって仕事してないろ!」

 

恥ずかしながら、そのときの気持ちを正直に白状する。

「そんなんしてるわけないやんか」

もちろん口には出さない。顔で笑って心で毒づいていた。

「イチイチそんなこと考えて仕事が進むか」

 

それから10年以上が過ぎ、口ではさんざんエラそうなことを言いつづけている(たぶんこれからも言いつづけます)当のわたしなのに、まったくもってお恥ずかしい限りだ。今でもあのときの情景は、はっきりとした質感を伴って、くっきりと思い出される。汗顔の至りとはこのことだが、白状して晒す。当時のわたしがその程度の意識しか持ってなかったのは、悲しいけれど事実だ。

 

自分たちの都合や思いだけで仕事をしてないか?

できたモノを使う人たちのことを考えているか?


さまざまな制約はたしかにある。そうそうキレイ事のように上手くはいかない。そんなことが多々ある。だが、そこんところを忘れてはならないとわたしは思う。

 

 

 


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