答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

猪口(ちょこ)を上向きにする

2016年03月16日 | ちょっと考えたこと

森崎さんが『コップを上向きにする』というタイトルでブログを更新していた。

福島県富岡町のとある方が、地元新聞の随筆コーナーに寄せた稿からこんな文章を引いて。

 

今、復興に関してざまざまな議論がされていますが、自分のコップは伏せたまま、お互いの都合をぶつけ合っているように見えるのは私だけでしょうか。まずは自分自身のコップを上向きにして、人の話を聴く、相手に興味を持つ、こちらから心を開くという姿勢が大切だと思います。自分がコップを上向きにしておかなければ、必要な情報を手にすることすらできないでしょう。


とある方とは一面識がある。

富岡にて』(2015.9.28)

彼の文章を引用したあとの森崎さんのブログの締めくくりはこんなふうだ。

 

確かにお互いが我を張りあってしまって、議論や検討が進まない時がよくある。
そんな時は、このよく分かりやすい「コップを上向きにする」という言葉を気持ちの中でイメージするようにしている。


「ははあ、な~るほどネ」とうなずくわたしは、常日頃オープンマインドたらんと標榜し、そのことを広言する人でもある。逆に言えば、わざわざ口に出すということすなわち自分がオープンマインドではないことの証なんだヨ、と晒しているに他ならない。そんなわたしだからこそ、「ははあ、な~るほどネ」と感じ入ったのだ。

「コップを上向きにする」という話はどこの誰が元ネタかはわからないが、ネットで検索してみるとけっこうな数のヒットがあるところを見ると、「とある方」や森崎さんではないのはたしかだろう。だが、グーグルでヒットしたサイトをいちいち覗きにいかなくても、わたしには福島のこの2人の例で十分だ。

なかでも森崎さんの話が秀逸なのは、彼が、

「コップを上向きにする」という言葉を気持ちの中でイメージするようにしている

からだ。

伏せたコップをイメージしてみてほしい。





それは閉じている自分である。

次は、そのコップを上向きにしてみる。

 

 

 

 

「上向きのコップ」は、自分自身をオープンマインドたらんとする意識だし、自分自身に向けての意思表示のようだ。

と、唐突にこんな言葉が降りてきた。

 

この杯を受けてくれ

どうぞなみなみ注がしておくれ

 

そして、高知の宴会風景が思い浮かんだ(いわゆる「土佐のおきゃく」ですネ)。

開始前、何枚かの小皿の横にはコップと猪口(ちょこ)が伏せて置いてある。コップはビール用、猪口は日本酒用だ(とうぜん両方とも日本酒用、という人もおります)。

コップを上向ける、あるいは猪口を上向けるというのは(特に猪口は「土佐の献杯返杯」の象徴ですネ)「呑みますよ」あるいは「杯を受けますよ」という意思の表れであり、戦闘開始のゴングである(少なくともわたしにとっては)。

 

「そうか、あんな感じになればいいのだ」

 

「コップを上向きにする」という「イイ話」が、この酒呑みのオジさんにかかったら、何だかとても下世話になってしまった。

申しわけない。

だが、得たりと独りほくそ笑むわたしなのである。

 

 

これは高知の宴会遊びの一コマです。

ふだんの「おきゃく」は、これほどまでは並びませんので悪しからず (^_-)

 

 

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