答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

人は「自分がいかに気の利かない人間か」を知ることができない(池谷裕二)

2016年01月20日 | 読む(たまに)観る

 

つまり、人は「自分がいかに気の利かない人間か」を知ることができないのです。ところが、他人が気が利かないことはすぐに気づき、指摘したり憤慨したりすることができますーー私がこんなに気を利かせているのに君はけしからん!


がび~ん!

このくだり、なんと衝撃的なテクストか。

載っていたのは『現代ビジネス』(2016年1月19日)、『なぜ能力の低い人ほど自分を「過大評価」するのか』。書いたのは池谷裕二さん。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47416

わたしはといえば愛妻弁当を食いながら読んでいた。



 

 

「つまり」までのシチュエーションはこうだ。

電車で中学生くらいのかわいい女の子をチラチラ見ていたら、彼女がお年寄りに席を譲った。著者は気が利かない自分に深く恥じ入ったという。

そのことを踏まえて、テクストはこうつづく。

 

彼女は気が利く人です。一方、私は気が利かない人です。これは明らかです。でも、ここで問いたいのです(決して言い訳のためではなく)ーー気が利かない人は、その時、自分を「なんと気が利かない人間だ」と残念に感じているでしょうか。

きっと感じていないでしょう。なぜなら、そもそもそのお年寄りが困っているという事実に気づいていないからです。気づいていてわざと席を譲らなかったら、それは気が利かないとは言いません。単に意地悪なだけです。

 

そして冒頭わたしが引いた結論が導き出される。

しつこいようだが、もう一度引く。

 

つまり、人は「自分がいかに気の利かない人間か」を知ることができないのです。ところが、他人が気が利かないことはすぐに気づき、指摘したり憤慨したりすることができますーー私がこんなに気を利かせているのに君はけしからん!

 

これまたしつこいようだが、もう一度衝撃を表現する。

がび~ん!

 

文中、「ダニング=クルーガー効果」すなわち、

1.能力の低い人は自分のレベルを正しく評価できない。

2.能力の低い人は他人のスキルも正しく評価できない。

3.だから、能力の低い人は自分を過大評価する。

を説明したあと、それをさらにわかりやすく解説してくれている。

 

この効果の面白いところは、ダニング=クルーガー効果について初めて知った人の多くが「たしかに自分を勘違いしている人はいますね。身近な人の顔が具体的に思い浮かびますよ」と笑顔で答えてくれることです。つまり多くの人は「まさに自分が該当する」かもしれない可能性に思い至らず、自分を棚に上げて、他人に例を探し始めるのです。

これこそが冒頭で説明した「気が利かない人は自分の気の利かなさに気づいていない」ことに相当します。これもまたダニング=クルーガー効果の亜型で、とくに「バイアスの盲点」と呼ばれます。

 

またまたしつこいようだが、さらに驚いてみる。

がび~ん!

ああ、なんてこったい!!

コレッテオレノコトヂャナイノカ? (-_-;)

 

愛妻弁当を食いながら、思わずむせこんでしまうわたしなのでした。



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