転石苔むさず。
あるいは、
流れる川は淀まない。
淀まないために流れつづけようとすると、
あるいは、
苔が生えないために転がりつづけようとしていると、
ふと確認してみた自分の立ち位置が、
現在の情況に照らしあわせてみて、本当にこれでいいのかと首をかしげてしまうことがある。
な~んてことをつらつら考えながらつづきを書いていたら、
どうも陰々滅々としたトーンから脱け出せなくなってきた。
その稿、今日のところはいったん寝かせて、
また後日、陽の目を見せてやることもできたのだけれど、
思いきって、バサッと切って捨ててやることにした。
できもしない反省などはしないのが、正しいオジさんの在りようなのである。
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。
(『草枕』夏目漱石)
そんなもんだという諦めもまた、ときにはあっていいのである。
(あ、いっときますが、若いときは悩みぬいてくださいネ、あくまでこれは正しいオジさんの在りようなのですから)
有限会社礒部組が現場情報を発信中です
発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。
三方良しの公共事業実践中!