大雨警報が発令されていたため、当初予定していたメンバーの倍以上が参加した週初めの社内検査。
そこには地元の高校を今春卒業したルーキーのH君もいた。
とりあえず何にもすることがない彼に、「インターネットでもして遊んじょけや。そのうち緊急出動とかもあるやろ」と、そういったのは私だ。
何にもしていないようであっても今そこにいることが勉強なのだ、ということが、特に若いときにはある。山ほどある。
そういう私自身、「無為に過ごす」ということは時にやたらと有用なのだということを、肌身で感じて生きてきた人間なのだ(あとづけ、かもしれんがネ)。
そんな私が、「おい、オマエもそこで聴きよれや」と、社内検査に彼を誘ったのは当然の成り行き。
何がなんだかサッパリわからなかったかも知れないがH君よ。
アナタにその気があれば、いついかなるときでも「そこにいるだけで学びは起動する」のだ。
いや、たとえアナタにその気がなかったとしても、何となくその場の雰囲気につつまれて漠然とした何かを感じ取る、それだけでも今のところはOKである。
さて、彼に直接は言ってないようで、ところどころに挟んでいた彼に向けたメッセージをわかってくれただろうか。
(それがオジさんのいつものやり方なんだがネ)
しつこいようだが繰り返す(大事なことだ)。
アナタにその気があれば、いついかなるときでも「そこにいるだけで学びは起動する」(ことだってある)のだ。