北川村久府付(くぶつけ)地区が大変なことになっているらしい。
「いごっそラーメン店長」である。
高知新聞に2回掲載(しかも初回は1面全部つかって)されたからだろう。「行列のできるラーメン店」とあいなって、お客さんが引きもきらないらしいのだ。
らしいというのは、直接私が見たわけではないからであって、
「今日は、20人ばあ並んじょったぜ!」という、妻からのメールで知っただけなのである。
「20人ばあ」と聞いて、都会で暮らす人は鼻で笑うかもしれないが、なにせそこは北川村なのだ。村の飲食店(ほとんどない)に行列ができるだけでも、これはもはや「事件」なのである。
じつは今日、「いごっそラーメン」の「しお」が食いたいなと、朝から無性にそう思っていたのだが(これもまた「事件」に匹敵するようなことなのだ、じつは)、
「行列」と聞いただけでとたんに気持ちは萎えてしまい、
どうぞ頑張ってくださいなと、「店長」大将の健闘を祈りながら、モネの庭へと向かうのだった。
そういやあきのう、このブログのアクセス数が100ほども増えていた。
検索キーワードを見てみれば一目瞭然、まごうことなき「いごっそラーメン店長」効果であるが、私がかの店について書いたのはわずか1度こっきり。しかも写真がついてないという、ラーメン屋さんを紹介するにしては、まったくもって体をなさない回だったのである。
『いごっそラーメン店長(北川村)』(2011.3.6)
http://blog.goo.ne.jp/isobegumi/e/854e4374bd35425e1342495348cae3c4
やっぱり行かねばならんなと、ふたたびそう決意する私はしかし、ラーメンというやつを(自分からは)食わない人間なのである。
そんな私に「食いたい」などと思わせるのだから、「やるな、おぬし」というべきなのだろうが、
「近くて遠いとはこのことだわい」と、水の庭にてひとりごちる。
なぜモネの庭で「いごっそラーメン」なのか。
いやそれは、「北川村 いごっそラーメン」で検索をしてこのブログにたどり着いてくれたかたに、
「モネの庭もあるぜよ」と、
ちゃっかり便乗しているだけなのである。
いごっそ店長 in北川村
『NABEGONの金魚のあぶく』EGONの金魚のあぶく
http://blog.livedoor.jp/nabegon/archives/51841057.html より
このブログがまた感動的で、「味は人なり心なり」なんていう言葉をふと思い出してしまったのだ。