プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

神島ゴミ調査&クリーンアップ活動の参加者のご感想

2019-05-24 09:34:13 | イベント

先日16日に開催しました南紀田辺湾・神島(かしま)での「ゴミ調査&クリーンアップ活動」(主催アイランドストリーム、共催アースメイト)の集計が完了しましたので、写真と共に載せておきます。一番下のデータカードは、海ゴミ問題に取り組む一般社団法人「JEAN」に提出しました。

ここ神島にて2009年から始めて今回で6回目になるこのエコ活動は、日本で最初に「エコロジー」(当時はエコロギーと言った)という言葉を使って自然保護活動を行った南方熊楠の尽力により天然記念物に制定された無人島ということにちなんで、そのスピリットに敬意を表する意味合いで行っています。

(より詳しい趣旨、詳細は、このイベント案内ページであるこちらをご覧下さい)。

今回は30人近いメンバーでの開催となりました。

いつものようにシーカヤックで神島まで渡り、ゴミ調査&クリーンアップを行い、集めたゴミを再びシーカヤックで持ち帰りました(その後は田辺市が処理)。

季節やそのときの潮の条件によってゴミの量は異なるのですが、今回は浜をパッと見る限りあまりゴミはないように見受けられました。しかし掃除してみると結局、116.4キロものゴミが収集されました。これと同じく、見た目はゴミがあまりないように見えても、その実、結構なゴミが散らばってるのが日本の多くの海岸線なのです。そしてそのほとんどが、我々の日常生活シーンから排出されたものです。

参加者の皆様、ありがとうございました。

なお、その際の皆様のご感想を下記の通り記しておきます。

●「神島に上陸という貴重な体験をさせていただき感謝。ゴミは拾えば拾うほど目が慣れて、目に飛び込んできました。日本の文字のゴミばかり、それもほとんどが包装や梱包など、商品そのものではないものが多いということが再確認できて、考えさせられました。自分も買っている物が多い・・・。
息子と公園で遊ぶとき、お菓子を持っている子が多く、それも平気で手から袋を離す子が多く困っています。落とさないということ、自分のものは自分で持ち帰ること。拾うことが汚いと思うのかな? 今日のことを伝えたいと思います。和歌山の友ケ島でビーチクリーンをしている友達がいますが、ごみは減らないようです。この分別は世界標準のようなので、友ケ島でもやってみたいなあと思いました。
そしてベニヤ手作りカヤック!! 感動しました。作りたい!! いろいろワクワク学べて、とても楽しかったです」

●「初めての神島でしたが、今まで行ったことのある島とは植生が異なっていて、原始的なイメージが濃厚でした(植物の種類が多い)。漁業資材のゴミが多いと予想していましたが、生活系のゴミの方が多く感じた。特に午後から活動した浜はロープやビニール袋、発泡スチロールが砂や植物に絡みついて、非常に取り辛かった。
捨てることの簡単さと、拾うことの難しさが大きい。多くのゴミは意図的に捨てたものとは思えないものだった。自分はちゃんと捨てていると思っていても、運ばれる過程で落ちたり飛ばされたりするかもしれない。結局ゴミをなるべく出さない生活にシフトしない限り、解決しないと思う。
・ペットボトル飲料はなるべく買わない。
・レジ袋をもらわない

●「初めて参加しましたが、海上からでは分からないゴミの量の多さと、意外と大きなゴミもたくさん見つかり、驚きました。生活ゴミが多いと聞いていたけど、歯ブラシ、歯間ブラシ、お弁当のプラゴミ、お菓子のゴミ、ストローやコップなど、こんなに身近な物がたくさんあり、ほとんど日本の物だったことにも驚いたし、考えることも多かったです。」

●「発泡スチロールが多かった。色々なところに引っかかっていました。プラスチック破片もたくさん。マイクロプラスチックとそれに吸着した有毒な物質は、舞い上がり、気流に乗り、雨となって大地に降り注いで、人の命にも影響して・・・、循環しているのでしょうね。タバコのフィルターもたくさん。ゴミになるものを作り出さない、使わない生活を考えていかないといけません。ゴミ拾いも大切です。」

●「クリーンアップが目的なのですが、イベントそのものが楽しかったです。ガイドの方やベニヤ艇の設計者の方、多彩な方とお話しでき、楽しかったです。活動中も磯の生き物、植生などの話が聞けてお得でした。
さて海のゴミは、鳥居のある入江の水底に沈んでいるゴミを見たり、足を踏み入れられない山の中の方にもたくさん積もっているのを見て、ひどいなあと思いました。最初の説明で、「調査するのはゴミがどこから来ているか、発生源を調べるため」と、なるほどと思いました。世間では、CO2を減らすとか、ゴミの減量とか、それはその通りなのですけど、回収できる見込みのないゴミ、片づけられないゴミ、環境を汚す、荒らす、責任を取れないゴミは出さない(商品にしない)という自覚が必要だと思いました。
同じく、目に見えないマイクロプラスチックがたくさん漂っていると思うと、衣類の材料とか、どうなのかなと考えさせられました」

●「きれいな浜だと思っていても、すごく多くのゴミがあったことがショックです。もっともっとゴミの多い浜もあります。プラスチックの使用そのものの制限が必要だと思います。」

●「神島に上陸し、ゴミを拾うことで、自然を大事にしなければと改めて感じました。ゴミは拾えば拾うほど、もっとある気がしました。貴重な活動に参加できてよかったです。地元の海、自然を大事にしていきたいです」

●「ただ清掃するだけではなく、ゴミ問題への理解を深める今回のようなイベントを今後も続けてもらいたいと思います」

●「山や川で拾い難いゴミを見る度、気になっていました。それらがいつか海に流れ出て、今日のようなゴミになるのかと、自分の目で見られてよかったです。ビニールにプラスチック、発泡スチロール等、土に還ることなく、埋もれている物が多くて、ちくちくと罪悪感を抱きました。日々の生活でできること、ちょっと考えます」

●「ゴミ問題に興味があり、また熊楠の大切にしていた神島へ行ってみたい思いで参加しました。島がご神体であり、遠くから見ているととてもきれいでしたが、裏側にはたくさんのゴミがあり、とても悲しくなりました。日本のゴミばかりで、コンビニのおにぎりやお弁当のビニールを見て、便利さと引き換えに人は何をしているのか。
この島の一部だけでこれだけのゴミが出る。そしてまた流れ着く。どうにかしないといけないし、人がやったことなので人の手で戻せるはず!! と思います」

●「ゴミを拾うまでは、思っていたよりゴミの量は少ないなと感じたが、集計した数値(116キロ)を聞き、ゴミ袋のかさを目の当たりにすると、なかなかの量だったと見方が変わった。打ち上がる浜によってもゴミの量と種類が異なっていることや、浜辺の土壌にゴミが埋まってしまうことを知ってよかった」

●「家族3人で参加させてもらいました。カヤックはとても楽しかったです。ビニールのゴミがとても多いし、海に浮いていると違和感がある。人工物は自然の中では目立つし、これをクジラやウミガメが食べるとよくないから、自分もゴミには気を付けようと実感しました」

●「今回初めて神島に上陸させていただきました。遠くからしか見たことのなかった神島ですが、上陸して植生や地質などを間近に見ることができ、貴重な機会でした」

●「楽しかった」

●「最近マイクロプラスチック問題が取り上げられているように、やはり、水に浮きやすいフロートやペットボトルのゴミが多かった。今日は子供も参加させてもらったが、学生さんなどにももっと体験してもらう機会があれば、海ゴミ問題を実感してもらうよい機会になると思いました」

●「貴重な経験ができました。南方熊楠さんに少しでも近づくことができてよかった。個人個人がゴミに対して、より責任を持つべきではないでしょうか」

●「SUPを始めてからビーチクリーン活動に積極的に参加するようになりました。カヤックは初めてだったので、神島まで腕がパンパンになりました」

●普段は上陸できない神島に上陸できたのは貴重な体験でした。ゴミが奥へ奥へと流されてものすごい量が溜まっていたのに、立ち入りが難しい所だったりと、取り切れないのが心残りです。にっくきプラゴミの海中投棄が少しでも減ってくれることを願います。カヤックと田辺湾の風景、、めっちゃ気持ちよかったです。

●今回初めて参加させていただいて、海に流れ込んでいるゴミの多さに驚かされました。特にプラスチックやビニール袋などの人工物の汚染について深く考えさせられました。以前に自然に還らないコンクリートができてから、人工物が生態系に決定的な影響を与えるようになったという話を聞いたことがありますが、自然に還らないものがこんなにも海にあることにショックを受けました。
 
●海洋のゴミ問題は気になっていたので参加できてありがたかったです。少し拾ったくらいでは世界は変わりませんが、チリも積もればと思います。ハカマカズラや生痕化石など神島を取り巻く生態系は面白く、地域の人こそカヤックをしてほしいと思いました。熊楠の守った自然を大切にしたいと改めて思いました。
 
●たくさんの人が集まっての活動は大きな意義があると思います。これからも続けてください。
 
●まず何においても神島に上陸できたことが貴重な経験でした。天然記念物の神島ですが。上陸してみると近づいただけでは見えなかった漂着ゴミが多数あり、汚れている現状がわかりました。このような活動は、努力量はわずかですが、参加者の意識を高める点ではとても有意義で、継続したいと思います。
 
●始まりは波も静かで幸せ一杯。神島は意外と近くクリーンアップやる気満々です。ICCの用紙が大変よくできていて、ゴミを集めるときに意識をもってできました。ゴミが100キロもあって驚きでした。帰りはちょっと波が高かったかなー。
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