プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

11月20日イベントの打ち合わせ

2016-09-29 22:03:14 | 紀伊半島

 今日は久しぶりに南紀田辺から白浜あたりに行きました。

 といっても漕ぎではなく、打ち合わせ。

 環境省とタイアップしての親子シーカヤック体験&自然学習会のイベントを、
 来たる11月20日(日)に開催することに決定。
 白浜の有名な円月島の周りをぐるっと巡ったあと、
 番所山の上まで登って自然観察します。

 特別イベントでかなりお安くしています。
 先着順、20名まで。
 詳細は後日アップしますので要チェック。 


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台湾からの風

2016-09-29 00:08:08 | 紀伊半島

 今日通りがかった友人がとってくれたツアー中の写真。
 これこれ、これが遠くからの台風のウネリの「沖は穏やかだけど波打ち際や岩礁でドカーンとくる」やつ。
 非常に水難事故の起こりやすい海況。
 太平洋岸で遊ぶ全ての人が知っておくべき海の知識。

 ウネリとは水が動いているのではなく、
 円運動するエネルギーが水面下で移動してるわけ。
 水深が深いと円運動はスムーズに動くので沖では穏やかなまま。
 一方、水深が浅いと動きが邪魔され海水をかき乱すので、
 沿岸でドーンとくる。

 もともとのルーツは台風の現場だ。
 そこではものすごい嵐が海をかき乱し、とんでもなくでかい波を作っている。
 それらのたくさんのでかい波が複合すると、
 やがて集団を形成するようにセットになって、
 ひとつの大きな円運動状のエネルギーを形成する。
 そいつが遙か遠く、数千キロを旅し、今ここに届けられるというわけ。 

 この原理は絶対覚えておいた方がいい。

 台湾から大陸に抜けた台風は熱低に変わったけれど、
 その余波がここまで来ている。
 円運動のほうが寿命が長いわけですね。
 つくづく水って不思議よのう。
 台湾で吹く風が和歌山まで届くわけはないけれど、水という伝導体を通すと来るんよ。
 ただのH2Oにすぎないのにすごいのう。


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