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クリスチャンとムスリムの対話

クリスチャンとの間にあったやり取り

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「約束の地」を無理に奪って「占領の地」にしようとする人たち

2007-05-29 02:17:37 | かぼちゃさん 2007,3,24~
<イスラームの本> → かぼちゃさん

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> アラブ人は、イサクの兄弟イシュマエルの子孫と聞きました。なのにどうしてこんなことになるのか、悲しくなります。早く和解できる日が来ればいいのにと思います。


次のところは読んだことはありますか?


その日、主はアブラムと契約を結んで言われた、

「わたしはこの地をあなたの子孫に与える。エジプトの川から、かの大川ユフラテまで。

〔創世記 / 15章18節〕



イスラエルとキリスト教徒は、「あなたの子孫(アブラハムの子孫)」は、イサクの子孫イスラエルであると信じて、「あなたの子孫に与える」と書いてあるからと言って、戦いを仕掛けてまでしてイスラエルのものにしようとしています。

聖書に間違いがないとするキリスト教原理主義者たちは、キリスト再臨の条件として、ナイル川からユーフラテス川までの土地をイスラエルが征服することが必要であると信じています。


ナイル川のあるエジプトからユーフラテス川のあるイラクの間には、周知のように、イシマエルの子孫であるアラブ人たちが多く住んでいます。

イスラエルもキリスト教徒も、イシマエルがアブラハムの長男であることを認めたくないのでしょうか?


神は次のようにも仰せられましたから、キリスト教徒にとって、これは不思議なことではないはずなのですが。


「わたしは彼(イシマエル)を大いなる国民とするであろう」 〔創世記 / 21章 14-18節〕


(ちなみに、次男イサクが犠牲に捧げられるところだったという話は書き換えられたことが明らかなところです(オリジナルではイシマエル)。そのことをキリスト教徒に伝えましたら、それについて確認され、その箇所はおかしい、聖クルアーンの方が正しいとおっしゃいました。)


危害を加えられてから行動に出るのとは違って、イスラエルは、自分たちに何の危害も加えて来なかったパレスチナ人を迫害しています。

いつもは「愛だ愛だ」言っているのに、恐ろしいですね。イスラエルがこんな蛮行をしても、それは特別にいいのだと言うキリスト教徒がたくさんいます。
「選ばれた民だから」と言って。

イスラエルと、そういうキリスト教徒の多くの人たちが、ナイル川からユーフラテス川までのアラブ人たちをすべて追い出すまで戦いを仕掛け続けるなら、和解の日はそう簡単にはやって来なさそうですよね。

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