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アラブ系新聞は事態の悪化を予測 フセイン元大統領処刑問題

2007-01-10 23:38:03 | イラク
【アルジャジーラ特約1日】イラクのフセイン元大統領が昨年12月30日に死刑を執行された問題で、アラブ世界の新聞のほとんどが処刑の結果、イラク国内では反発が高まり、情勢が一段と悪化するとの悲観的な論調を掲げている。

 いずれの新聞も、今回の処刑がイスラム教のメッカ巡礼の最後を飾る「犠牲祭」と重なるなど、タイミングが悪く、同教シーア派とスンニ派との対立激化を懸念している。

 ドバイの英語紙、ガルフ・ニュースは1日付の社説の中で、「最近のイラク情勢をみると、3年間に及ぶ駐留米軍の占領がさらに問題を深刻化させ、ほとんど解決不可能な状況となっている」と断じた。

 続けて社説は、「問題なのは米軍、もっとはっきり言えば、頑固なブッシュ(米大統領)が自ら招いた結果で、米軍が名誉ある撤退を実現するのは難しい。識者の中には、米軍の存在がイラク内戦を食い止めているという者がいるが、それなら、内戦が起きる状態にさせればよい」との厳しい見方を示した。

 また、カタールのアラビア語紙、アルワタンとアルシャルクの2紙はフセイン処刑を「愚かで不当」とした上で、この処刑によりイラク内の宗派対立は激化すると予測。

 さらに、2紙はイラク国民がこの政治化され、その場面が世界に流された処刑を忘れることはないとするとともに、同国内の各勢力に対しては、「忍耐と和解の精神」で暴力を抑制するよう呼び掛けた。

 また、レバノンのアラビア語紙、アルサフィルはフセイン元大統領は外国軍の占領下で処刑されたアラブ地域で最初の大統領とし、処刑の背後には政治的動機があり、スンニ、シーア両派の対立を浮き彫りにしていると述べた。

 一方、アルジャジーラのイラク特派員、ホダ・アブド・ハミド記者によると、元旦を迎えバクダッドでは市民生活が通常に戻り始めているが、恒例の新年祝賀行事は行われていないという。

 また、同記者によると、フセイン元大統領の郷里、ティクリットでは弔問用のテントが張られ、同元大統領が埋葬された村の近くではデモが起きているという。

 アルジャジーラの取材に対し、同元大統領の妹は「サダム(フセイン元大統領)は英雄だった。そして殉教者となった。サダムの妹であることを誇りに思う」と語った。

 また、いとこの1人も「サダムは死んでいない。ここには何百万人というサダムたちがいる」と話していた。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)




2007年01月02日01時12分

http://news.livedoor.com/article/detail/2938928/

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