ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

レオナルド・ダ・ヴィンチ

2005-03-13 09:54:09 | 映像
春も近いと思われるのに相変わらずのゆき・ユキ・雪。
朝カーテンを開けると真っ白でした。

フジテレビ系列で「超時空ミステリーSP 世紀の天才・ダビンチ最大の謎と秘密の暗号」という番組をやっていた。
下敷きになっているのはダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」。
世界的なベストセラーになり映画化も進行中だとか。残念ながら私はまだ未読。
詳しい情報はこちらで→http://www.kadokawa.co.jp/sp/200405-05/

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo Da Vinci 1452~1519)はイタリアルネッサンス時代を代表するアーティストで、画家であるとともに工学・医学・天文学・流体力学・幾何学・音楽など様々な分野に及ぶアイディアの記録をノートに「鏡文字」で残しているという不思議な人物である。
番組ではそのノートに残された設計図やレシピから楽器・車・橋・カクテルなどを実際に作って見せたりとちょっとしたオドロキが味わえる構成。
また昔から言われている『人物像における相似』は現在のCG技術による立体化でより判りやすく信憑性も強まっていた。
美術系の学校では恐らく必ず習うであろう「黄金率」の解析もなかなか面白かった。
「ものが美しく見える割合」というのは存在し、人間はその黄金率でできた物を美しいと感じるように出来ていて“ダ・ヴィンチはそれを使って肖像画を描いていた”という説。
果たして偶然なのか、計算されたものなのか判らないけれど。
そして番組で呈されたもう1つの謎は「最後の晩餐」に描かれた女性にまつわるイエス・キリストとダ・ヴィンチの謎と暗号。
2時間枠の中に色々なものを集めてきて押し込んだという感じもあるけれど、ダ・ヴィンチに興味を持つきっかけになるとは思える出来でした。
とりあえず私は「ダ・ヴィンチ・コード」を読もうと思ったもの(笑)。

*“森の時計”3月19日オープン!新富良野プリンスホテル ニングルテラス内
フジテレビ系ドラマ「優しい時間」のために作られた、寺尾聡(涌井勇吉)が営む
喫茶店“森の時計”がそのままカフェとして使われる事になりました。
しかも希望者はドラマと同じに自分でコーヒーミルで豆を挽き呑む事が出来るそうです。
富良野の新名所になるかな。

ソノシート

2005-03-11 10:32:44 | 音楽
我が家にはプレイヤーがない。
6年前に20年来使っていたステレオコンポが壊れ、CD&MD&TAPEのオールインワン・ミニコンポに買い換えたのである。
なのに帰省の折に実家でみつけたソノシートを懐かしさのあまり持ち帰ってしまった。
これは『ソノ・レコード まんがブックシリーズ』の中の1枚。
「ウルトラQ」の♪や~まをくだき う~みをけちらし…♪という主題歌と「10大怪獣東京総攻撃」のドラマが入っている。
表紙にシェー スゴイ!などという言葉があって時代を感じさせる。
ここからは他にも「宇宙少年ソラン」「レインボー戦隊ロビン」「スーパージェッター」etc…がでていた。私は「ワタリ」を持っています(中のページがすごろくになっている)。
また“コダマ・まんがシリーズ”の「ウルトラQ」 “朝日ソノラマ”「アンデルセン物語」が残っていた。 「仮面の忍者赤影」「ウルトラマン」もあったはずだけど行方不明。

ふと見るとソノシートの透明な袋に何枚か別のものも入っている…小学館「小学○年生」の付録。「トッポ・ジージョの虫の声レコード」や「グズラ・レコード」「九九のべんきょう」なんてのも。 今はCDがついているのかな。
ソノシート用のプレイヤーシートも残っていた。これにのせてかけると針が溝から外れないというスグレもの?だったらしい。
またそのうちプレイヤーを買う予定ではあるのでその時の楽しみに取っておこうと思う。

♪Bitter Sweet Samba / HERB ALPERT & THE TIJUANA BRASS♪
スーパーモーニングでニッポン放送の特集をやっていました。
オープニングでこの曲がかかり、出演者も感激していたけれどテレビの前の視聴者も胸をときめかせた人が多かったのでは。 
私も一気に学生時代に気分がプレイバック!(死語?)
深夜放送「オールナイト・ニッポン」のテーマ曲だった。“~日本の夜明け前~”
当時のパーソナリティー亀淵昭信氏は今や日本放送の社長さんである。吃驚!
私は「あのねのねのオールナイトニッポン」あたりから聴いていた口でしたが清水国明さんがその頃の思い出を語っていて懐かしかったです。 バックに「赤とんぼの唄」(~赤とんぼ~の羽を取ったら~)が流れていた。
番組の途中に入る“ジングル”や“サテライト・スタジオ”を作り広めたのがニッポン放送だったということも初めて知りました。
ライブドアとの抗争が今後どうなるのか興味深いところです。
しかしこれも“ホリエモン効果”なのでしょうね。ちょっと有り難いかも(笑)。

紙相撲

2005-03-09 16:49:04 | 暮らし
図書ボランティアに行っている小学校での小さなイベント。
折り紙で力士を折ってダンボールの土俵で相撲を取りました。
“勝った人は胸に折り紙で作ったバッチをつける”ということにしたらそれが欲しくてみんな何度も何度もやって終わらない…。
でも楽しんでくれたので良かったかな。かなり白熱しました。
(今日は他にはブックカバーかけと本の修理をしました。)

◆「ダーリンの頭ン中~英語と語学」 小栗左多里&トニー・ラズロ メディアファクトリー
「ダーリンは外国人」の作者の新作コミック。月刊「ダ・ヴィンチ」掲載。
語学オタクなトニーさんとフツー?の日本人左多里さんが語学の楽しさと深遠を語ります。
 ☆「V」のくちびる…皆さん「V」は下唇を軽く噛んでと習いませんでしたか?!
 ☆記号≠共通語…「@」は世界でなんと呼ばれているか?
「へぇ~」な世界があなたを待っています!
ちなみに「トリビア」の語源は“tri(3) via(道)”で“三叉路”のことなんだそうな。

復刊

2005-03-08 12:04:29 | 
昔読み親しんだ本が絶版になっていることは哀しい。
需要が少ないと言いことだろうがそれをまた読みたいと願う人も多く、
それが再版要望の署名運動やネットビジネスなどになっていたりする。

さて今回は岩波書店版の「ちびくろさんぼ」文/ヘレン・バンナーマン 絵/フランク・ドビアス 訳/光吉夏弥復刊のニュースである。出版社は瑞雲舎
子どもの頃に読まれた方はいるだろうか?
「あるところに、かわいい くろんぼの おとこの子が いました。」で始まる
単純化されはっきりとした色合いのイラストにリズムのよい語り口が楽しい絵本です。
特に第1話の『お互いのしっぽを咥えたまま、ヤシの木の周りをぐるぐると駆け続けきいろい“ばた”になってしまうトラの話』は子ども心にも不思議で楽しく大好きでした。
おかあさんの「まんぼ」の焼く“きいろいこんがりしたいろのほっと・けーき”が食べたかったな。 今考えると変だしちょっと怖いのだけど、何しろ子どもだったから。
瑞雲舎の本はこの第1話だけを収録しているそうです。

「ちびくろさんぼ」は1988年、突然「黒人差別を助長する」という批判を市民団体から浴び
岩波書店を始め各社はこの本をで絶版処分にした。
その後色々な議論や検証がなされ1999年には、著者のイラストによるオリジナル版が径書房から刊行されたがベストセラーであった岩波版は絶版のまま。
 ※「ちびくろさんぼのおはなし」WEB版 
    http://www.asahi-net.or.jp/~wz9k-ybn/sambo/P00.html
しかし個人的にはこのオリジナル版はちっとも問題が解決されていないように思う。
差別を学ぶ為の本としては意義があるだろうが、「絵本」としての楽しさや美しさはなくなってしまった気がする。
確かに「さんぼ」はインド人だから“真っ黒=BLACK”という表現はありえないのだけどね。
原作の文章は「a little blavk boy,and his name was Little Blavk Sambo.」
白人(White)・黒人(Black)・黄色人(Yellow)と差別的な言葉だけれど昔は大雑把な分け方でしかもはっきり一言で言い切っていたらしい。 
(ちなみにこの話が書かれたのは19世紀末、インドはイギリスの植民地でした。)

「ちびくろさんぽ(Sanpo)」という黒いいぬが主人公になっている絵本もありましたし
名前だけを変えたものも。「トラのバターのパンケーキ―ババジくんのおはなし」
試行錯誤されつつも基本の「トラのバター」の話は読み継がれているんですね。

元はといえば、かなり昔に一人の女性が自分の子ども達に送った手紙に書かれていたおはなしなのにこれほど物議をかもすとは。
人間の歴史の中で支配と差別は切り話せない事実ですが、その為に「絵本」のもつ“突拍子もない面白さ”が失われていくのは少し哀しい気がします。
この際だから「ちびくろさんぼ」はこの世界とは別の絵本の世界に住む男の子だということにしてしまったらどうでしょう。
絵本の世界ってそういうものではないんでしょうか?
小さい子どもの心ににどろどろしたした現実を押し込むのは少し早すぎると思うのですが。
ともあれ、復刊おめでとう!

モリン・ホール(馬頭琴)

2005-03-06 10:12:48 | 音楽
市民文化センター、恒例の“HARD TO FIND 星空コンサート”
今回のゲストは語りと音楽のユニット野花南(のかなん)
馬頭琴と喉歌(ホーミー)の嵯峨治彦さんと朗読&ギター等の田中孝子さん。
アジア中央の草原の音楽文化を素敵に伝えてくださいました。
プログラムは3部編成で以下の通り。

  1部 -HARD TO FIND-
    コールライン (アイルランド曲)
    満州の丘に立ちて (ロシア民謡)
    スカイボートソング (スコットランド民謡)
    マギーフロームバンドーラン (アイルランド曲)
    アクワルツ (コンスタ・ユルハ 作)
    千歳川 (小松崎健 作)
  第2部 -野花南ー
    語りと音楽~星の民話
  第3部 -野花南&HARD TO FINDー
    ザハチンの子守唄 (モンゴル民謡)
    フクシンホーフン (モンゴル民謡)
    天の風 (モンゴル民謡)
    月の家路 (嵯峨治彦 作)
    654ビエルゲー (嵯峨治彦 作)
    春の夜の想い (モンゴル民謡)
  アンコール


絵本「スーホの白い馬」で有名な“馬頭琴(モリン・ホール)”を間近に見て音を聴く事が出来嬉しかったです。
たった2本の弦から様々な音色が導きだされ、遠く草原を吹き渡る風に乗って流れていただろうその音色は狭い空間の中でも 確かに空気の流れを感じさせてくれました。
ダルシマーやフィドル ボウランなどのアイリッシュの楽器と交じり合った音も魅力的。
中でも「654ビエルゲー」が耳というか体に残り、また聴きたい曲の1つになりました。

市民文化センターは3月から1年間リニューアル工事のために休館になります。
民俗音楽の楽しさを教えてくれた素敵な企画でした。再開を心から願います。
HARD TO FINDの皆さんありがとうございました。

Toiletマークの謎

2005-03-04 08:24:16 | 暮らし
良い天気、札幌に出かけてきた。
出がけに覗いたTsuTom。さんのBlogの記事写真にあったToiletマークが妙に気にかかりついついあちこちで探してしまう。
これは大通り公園で撮影。実に堂々とした立て札!
向かって左が女性、右が男性になっています。札幌はこれが主流でした。
JR札幌駅とそれに繋がった建物類は私が見て回ったところは全て“♀|♂”。JRタワー・ステラプレイス・大丸札幌店内…。ところがこの位置が逆な所もあるんですね。
大通り公園の地下にあるオーロラタウンの絵標識(ピクトグラム)は間に仕切りのない
“♂♀”。そして地下鉄構内のものも“♀♂”
また2004年4月にオープンした千歳駅の駅ビルとその連絡通路のピクトはJR札幌駅と同じでした。 新札幌駅は新たに取り付けられたと見られるものは“♀|♂”、壁に付いているものは“♂|♀”。 建築年数や業者の違いでもあるのでしょうか?不思議です。

ネットで探したら販売されているステッカーを見つけました。
http://www.protech-inc.co.jp/html/sticker/
そして調べていくうちに「標準案内用図記号ガイドライン」というのがあるのが判りました。
ここに掲載されているトイレマークは“♀|♂”。なので現在ははこれが一般的に使われているということになります。
逆のものは取り付け時期が古いかトイレの位置そのものを表す為ではと思われます。

ピクトグラム(サイン)は東京オリンピックを機に世界共通のサインとして国内でも使われはじめ、現在はユニバーサルデザインとしてバリアフリー化の一端を担っているそうです。
商業デザインを専攻していた学生時代、各自テーマを決めてピクトグラム(絵文字言葉)を制作するという課題がありました。動物園・学校・会社・図鑑の索引…などそれぞれ工夫を凝らしていて互いに見るのも面白かったです。
今、街なかでそれらを目にするたびにちょっと懐かしさをを憶えます。
でも当時はこれほど普及するとは思ってもいませんでした。
誰にでも意味が伝わる“ピクトサイン”は言葉のバリアフリーとしてこれからも活躍していくのでしょう。
*尚 興味のある方は「ピクトグラム」or「ピクトサイン」で検索されると色々出てきます。

桃の節句

2005-03-02 14:38:14 | 暮らし
♪灯りをつけましょ ぼんぼりに、お花をあげましょ 桃の花♪
立春を過ぎると娘さんのいる家庭は雛人形が飾られ、華やか。
災厄を紙の人がたに移し海や川に流す“流し雛”の行事と、女の子のひいな(お人形)遊びが結びついた現在の“ひなまつり”。
女の子の美しく健やかな成長と、未来の幸せを願ってお祝いされるものだとか。

私のお雛さまはガラスケースに小さいながら御内裏さま 三人官女 左大臣右大臣 五人囃子が揃ったかわいらしいものです。でもずっと実家においたまま。
我が家には息子しかいないのでひなまつりは「ちらし寿司とひなあられを食べる日」としか思われていないかも。
でも何もないのは寂しいのでここ数年は毎年紙雛を折って飾っています。
折方も色々あるし柄合わせも楽しい“お人形遊び”のひととき。

*春の香り桃の花届く
桃が名産の岡山市西大寺観光協会から、毎年桃の節句の頃に千歳市に贈られてくる一千本の桃の枝。市役所や支笏湖ビジターセンター、サケのふるさと館に飾られます。
今冬は雪が多く、例年では見られない「雪の壁」が出現した千歳。 
春を待つ心に、嬉しい花の便りです。