「しあわせのパン」三島有紀子 (著) ポプラ文庫【詳細】
[内容紹介]
北海道洞爺湖畔の静かな町・月浦に、りえさんと水縞くんの営むパンカフェ「マーニ」があった。実らぬ恋に未練する女性・香織、出ていった母への思慕から父親を避けるようになった少女・未久、生きる希望を失った老夫婦・史生とアヤ……さまざまな悩みを抱えた人たちが、「マーニ」を訪れる。彼らを優しく迎えるのは、りえさんと水縞くんが心を込めて作る温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。映画界の俊英・三島有紀子による初の小説執筆作品。映画「しあわせのパン」から生まれた、とびっきり香ばしくて温かい物語。特別付録として絵本「月とマーニ」を巻末に収録。
プロローグとエピローグを挟んだ4つの章でカフェ・マーニの季節とそれぞれの対になる二人の男女の物語が語られます。
その全てを繋くのが章ごとに水縞くんが窯で焼き、供するパン。
それをごく自然にひとりが手で2つにちぎりもうひとりに渡す・・分かち合うことで心の隙間が埋まるようなそんな感じ。
ストーリーはファンタジックであるのだけれど、軸になるのは人の「哀しみ」であり、それがどういう風に癒されて行ったのかという話。
読み終えた時、心がギュっと温かなもので包まれたような気がしました。
表紙から判るようにこれは映画化されているお話し、というより映画があって書き下ろされた小説です。
先日映画を観てきました、原作でもノベライズでもなく互いを補完し合うという関係でした。
映画ではドラマとしてなぞられて行くストーリーを各エピソードのメインの二人のうちのひとりの視点で語ることでより深く物語の基盤が判るようになっていたのです。
そして小説の中の情景が北海道オールロケの映像の中で現実になって、よりリアルに迫ってくるものがありました。
生活感は薄いのだけれど、りえさんのいれるコーヒーや作る料理、水縞くんの焼くパンがとっても食べたくなってしまう、そんな映画でした。
クグロフ・かぼちゃのポタージュ・まるまるパン(フォンデュ用)・お豆のパン・カンパニオ・・
文庫の巻末付録の絵本「月とマーニ」は映画の中で絵本として存在していて、それもまた大事な鍵になっています。
本と映画と2つ揃って大きな1つの話になっている素敵な作り。
今年最初に心に強く残る本になりました。
作者の三島有紀子さんはこの映画の監督であり脚本を書かれた方で、企画は主演の大泉洋さんの所属するオフィスCUEの鈴井亜由美さん。
「北海道の知られていない魅力を伝える映画を創りたい」という思いから企画し、三島有紀子さんは矢野顕子さんと忌野清志郎さんが歌う「ひとつだけ」から脚本の構想を得たのだとか。
♪ ほしいものはただひとつだけ あなたの心の 白い扉 ひらく鍵 ♪
心の中の「しあわせのパン」を誰かと分かち合いたいと思う、本と映画です。
映画「しあわせのパン」公式サイト
[内容紹介]
北海道洞爺湖畔の静かな町・月浦に、りえさんと水縞くんの営むパンカフェ「マーニ」があった。実らぬ恋に未練する女性・香織、出ていった母への思慕から父親を避けるようになった少女・未久、生きる希望を失った老夫婦・史生とアヤ……さまざまな悩みを抱えた人たちが、「マーニ」を訪れる。彼らを優しく迎えるのは、りえさんと水縞くんが心を込めて作る温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。映画界の俊英・三島有紀子による初の小説執筆作品。映画「しあわせのパン」から生まれた、とびっきり香ばしくて温かい物語。特別付録として絵本「月とマーニ」を巻末に収録。
プロローグとエピローグを挟んだ4つの章でカフェ・マーニの季節とそれぞれの対になる二人の男女の物語が語られます。
その全てを繋くのが章ごとに水縞くんが窯で焼き、供するパン。
それをごく自然にひとりが手で2つにちぎりもうひとりに渡す・・分かち合うことで心の隙間が埋まるようなそんな感じ。
ストーリーはファンタジックであるのだけれど、軸になるのは人の「哀しみ」であり、それがどういう風に癒されて行ったのかという話。
読み終えた時、心がギュっと温かなもので包まれたような気がしました。
表紙から判るようにこれは映画化されているお話し、というより映画があって書き下ろされた小説です。
先日映画を観てきました、原作でもノベライズでもなく互いを補完し合うという関係でした。
映画ではドラマとしてなぞられて行くストーリーを各エピソードのメインの二人のうちのひとりの視点で語ることでより深く物語の基盤が判るようになっていたのです。
そして小説の中の情景が北海道オールロケの映像の中で現実になって、よりリアルに迫ってくるものがありました。
生活感は薄いのだけれど、りえさんのいれるコーヒーや作る料理、水縞くんの焼くパンがとっても食べたくなってしまう、そんな映画でした。
クグロフ・かぼちゃのポタージュ・まるまるパン(フォンデュ用)・お豆のパン・カンパニオ・・
文庫の巻末付録の絵本「月とマーニ」は映画の中で絵本として存在していて、それもまた大事な鍵になっています。
本と映画と2つ揃って大きな1つの話になっている素敵な作り。
今年最初に心に強く残る本になりました。
作者の三島有紀子さんはこの映画の監督であり脚本を書かれた方で、企画は主演の大泉洋さんの所属するオフィスCUEの鈴井亜由美さん。
「北海道の知られていない魅力を伝える映画を創りたい」という思いから企画し、三島有紀子さんは矢野顕子さんと忌野清志郎さんが歌う「ひとつだけ」から脚本の構想を得たのだとか。
♪ ほしいものはただひとつだけ あなたの心の 白い扉 ひらく鍵 ♪
心の中の「しあわせのパン」を誰かと分かち合いたいと思う、本と映画です。
映画「しあわせのパン」公式サイト
洞爺湖町月浦・・観音島が正面に見えるからこの辺りかなぁってマップで探してみました。
昔家族で行った時は洞爺湖の辺りの散策ってしなかったから、また行ってみたいです。
「つきうらん」」ていうホームページみっけ!
http://www.tsukiuran.net/map/
丘の上はこんなにステキな景色だったのかぁ・・・・
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl
ストリートビューも使えますよ。
「くつやのねこ」は私が行った書店には置いてなかったです。
「長靴をはいた猫」のアレンジものなんですね、面白そう。
☆http://www.amazon.co.jp/gp/product/4776404141/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&seller=
猫が出てくる絵本、本屋さんに行くとつい手にとってしまいます。
この前こちらで紹介されてた絵本、「うきわねこ」買いました。 一緒に「くつやのねこ」も買っちゃいました。 送られてきた本の大きさにちょいとビックリしまして、、 個人的には「くつやのねこ」が面白かったです~♪
ねこシリーズの絵本って一杯ありますね、、
映画を見ればその話の中の実際の風景が見られるんですよ。
とりあえず巻末付録の「月とマーニ」はぜひ読んで欲しいなぁ・・絵本としてとても素敵!
宇宙船も妖怪も出ませんよね?
じゃぁ、多分観ません(笑)
でも、古本屋に並んでたら本は買うかも~~
あれ、もう映画の公式サイトで矢野顕子と忌野清志郎のひとつだけは観られない?
ま、youtubeにいくつも上がってるから別にいいんだけど(笑)