ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

どんぐりいろいろ

2014-10-18 09:37:15 | 散策
今年はドングリが豊作な北海道、ドングリがごろごろ落ちています!
種類は・・北海道の場合自生種は意外と少ないんです。
写真は左からアカガシワ・カシワ・ミズナラのドングリ。
これにコナラが加わったのが北海道でよく見られるドングリです。
どれも落葉樹で1年成です。
※「アカガシワ」は「レッドオーク(アカナラ)」といって外国種のドングリで植物園や公園に良く植えられています。

転がってるドングリ、なんのドングリかは見分けがつかないこともありますが木の葉とドングリの帽子=殻斗を見ると名前が判ります。
特に帽子は判りやすい。

ほら違うでしょ?
左から説明すると

《コナラ》

コナラの殻斗は小さくて浅いです、ウロコ模様。
ドングリ=堅果は長楕円形で縦線があります。

《ミズナラ》

殻斗は深く大きい、ウロコの凸凹もはっきりしてる。
ドングリは太めの楕円形のが多い、コナラに似た長楕円形もあるが線は入っていない。

《カシワ》

殻斗はお椀型でヒゲ状。
ドングリは球形で雌しべだった部分がかなり突き出ている物が多い。

3種ともブナ科コナラ属です。
ミズナラは「オオナラ」と呼ばれることもあるとか。
ドングリは北海道ではヒグマの冬越しに無くてはならない実。
簡単に採れてとても栄養価が高いのだそうです。昔からの山の恵みなんですね。

ところで私が子どもの頃に良く拾ったドングリは葉っぱの形もドングリが被っている帽子の形も違う物でした。
これです。

以前に上京したおりに拾ってきました。

《シラカシ》

殻斗は深く横縞、ドングリは楕円形。
コナラ属のカシ類とシイ属は常緑樹です、落ち葉で埋もれない。
ドングリも地域によって違うのを実感します。

それと北海道にはシイの木も自生していません。
暖地を好む樹木らしいです。
椎の実は食料としても売られてますね。

《スダジイ》

ドングリを包み込む帽子。ドングリは小さくて少し尖っています。

大雑把に分けて、北海道・関東・関西・九州ではドングリの木の種類の分布が随分違うようです。
そんなことを観察するのも楽しいかも。

身近なドングリ、拾ってみませんか?