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2013年3月27日 No.2277 アートナイト2013 船と灯台
今年、「六本木アートナイト2013」は日比野克彦が中心となって「今日が明日になるのを目撃せよ」というテーマで、旅が人間を進化させてきた移動手段の船ををモチーフに構成されているようだ。そして船の進路を照らす灯台も主役のようだ。
それに東日本大震災で塩害に悩んだ陸前高田の杉の木を炭にして今年の六本木アートナイト会場に持ち込み、夜から朝へ、今日から明日へ、ゆっくり流れて行く時間を照らす灯台の明かりが、人々の心をゆれ動かし暖める。というコンセプトで進めたようだ。
ご存知のように昨夜は来客の為、夜のセレモニーは見ることが出来なかったが、2日目の午後見たものは前夜のセレモニーの残骸でして、アリーナの真ん中に設置された高さ8mのガラスの道しるべとしての灯台の頭部で、東日本大震災の杉の木を炭にして燃やし、火の粉が落ちていく様を地球が持つ未曾有の力への畏怖と畏敬を表現しているそうです。
この船は船頭丸といって3月23日の夜どうし六本木の街を航海していたようです。船の周りはストレッチフイルムで覆っているので、中から映し出されるスクリーンの機能を持っているようです。昨日六本木の街を航海している船頭丸を見ることが出来ず残念でしたそして今はアリーナの片隅で船庫となった所にある船頭丸を外国人の奥様と娘さんが 玩具代わりに楽しんでいるようです。
もうひとつ、むすび丸。 フィリッピン・マニラ在住のアーチスト、マーク・サルヴァトウスの作品で、コミュニテイや日常の文化などをテーマに様々なシチュエーションで表現活動を展開し、都市計画にも携わるマーク・サルヴァトウスでアートナイトを経て徐々に完成されていく船だそうです。
まるでおみくじの様に見えるのは無数のレシートです。是非貴方の財布やポケットにあるレシートを船体に結んでください。たくさんの人が自分の持ち物を結ぶことによって世界のすべてが互いに繋がっていて、自分はその一部であることという事を認識し、体感し、共有できる縁結びの船だと記しています。
二基の浮き灯台が毛利庭園の池に浮んでいます。船の道しるべとなる水上に浮ぶ灯台は動かないのか?この灯台は2012年「水と土との芸術祭」に於いて新潟市の海上で発表された作品が、一夜、六本木の夜の道しるべになります。と、説明がありました。
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