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2010年６月２4日 No.1213 いとなみの町の幽玄な世界
私の執務室から見える六本木ヒルズを私は、まつりの街と呼び、第一応接室から見える東京ミッドタウンを、いとなみの町と呼んでいる。
小雨そぼ降る 六本木の街は静かな佇まいで今日を やり過そうとしている。
六本木ヒルズには 森美術館 東京ミッドタウンには サントリー美術館がある。
ウランバートルから帰国後 チョットばたばたしていたが、一段落つき、雨の日は
東京ミッドタウン の サントリー美術館を覗いてみる事にした。
貸しビデオのつたやまで30秒、後は 地下道をを通つて ミッドタウンに向かう。 壁に 東京のまんなかでいちばん気持ちのよい場所になりたい。東京ミッドタウン。と
私は この中庭の この 二つのオブジェが好きである。 急に小雨が足元を射るように濡らす中・・・
手前はトニー・クラックの「ファナテックス」
多くの人間の顔が、いや鼻が あらゆる角度から見える。
遠くに 見えるのがフロニアン・クラールの月のパピリオンをテーマにした「フラグメント」である。
エスカレーターで4階まで昇る。私はサントリー美術館メンバーズクラブのレギュラー会員なので入場料は無料です。中に入ると、薄暗く、しーんとした展示ホールには
俗世界では味わえないタイムトンネルの中に入ってｌ行く圧迫感を感じる。
能・狂言面、能・狂言装束、楽器、謡本、絵画、数多くの文献資料などを見て
幽玄という言葉で表現される能のみやびな美と、その対極の狂言のエスプリに富んだ魅力を感じ、能楽の奥深い世界を彷徨って来ました。
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