Winner's Bridge仮店舗

ゆっくり行きます。

研修報告①(その2)

2006-09-25 23:48:29 | 研修報告(・・・のつもり)
He is still "GUNSO"(Livingston3-0Airdrie United@Almondvale・スコットランド1部(2部リーグ)・第7節)


(続き)

 自分の元に向かって駆け寄ってくれる、192センチの大男。それも、近付くにつれてその表情がどんどん笑顔になり、最後の最後には、

「おぉ~、スゴイヨぉ~。ウレシイヨぉ~。」

 と、原文そのままの日本語で、大喜びで力強く握手を求め、熱く抱擁してくれたSteven。

 その瞬間、涙は出なかったものの、必ず最初に彼に言おうと誓っていた「I'm very glad to meet you again!!(また会えて本当に嬉しいよ!!)」を言い終えると、その後はもう何も言えなくなっていた自分がいました。

 自分の英語力のなさがあるのも言うまでもないのですが、もはやこれ以上言葉を用いる必要もないというぐらいに意思の確認が既に出来ていたからということもあると思ってます。


 少し冷静になったところで、隣で練習を見ていた、オマリーを少し太らせたようなオジサンに頼んで、2ショットで写真を撮ってもらい、普通に手紙に書くよりは横浜の情報を少しでも知ってもらいたいという気持ちで、メッセージに加えて最低限の英訳(選手名や順位表の「勝ち」「負け」「勝ち点」等)を添えた、神戸戦の記事が掲載されたエルゴラを渡し、それを黙って受け取った所でStevenはピッチを一旦後にしました。(理由は分かってくれていると思いますが、今にして思うと、Steven、正直、あんな粗末なものを渡してスミマセン。。。)


 実はそのオマリー似のオッサンは、自分が到着したときに既に現地にいたLiviファンの1人であり、「Ticket Officeはあそこだから行ってみなよ」と自分に(余計なことを)教えてくれたうちの1人(笑)。日本から来た私に興味深々だったみたいで、Stevenが来てくれた前後に色々としゃべることが出来ました。

 で、自分の方からは、

・「Stevenは"Sgt.(=軍曹)"と横浜サポーターから呼ばれていて、我々から物凄く愛された選手だということ」
・「彼の出す指示は非常に大声で、それも日本語だったこと」
・「彼の守備は上手いし、彼のヘッドで沢山ゴールを決めてくれたこと」
・「たった今、自分に話し掛けてくれたのも日本語だったこと」

 等を話したところ、「Tweedは加入間もないけどスゴイ選手だよ」とオマリーが即答してくれたのがたまらなく嬉しかったです。


 で、そんなことを話し込んでいるうちに、試合開始直前となり、さっきまでスカスカだったスタンドも急に賑やかさを見せ(といっても、観客数は2000人台で三ツ沢の方が多かったのですが、人口比が・・・(略))、少し盛り上がってきたかなぁ~というところでLiviサポーターによる万雷の手拍子が鳴り響き両チームの選手がダッシュでピッチに登場。何がなんだか分からぬうちにいよいよキックオフです。


(※ただいま製作中。続きは後ほど)


ついつい足が…

2006-09-25 20:47:07 | (臨時)携帯より愛を込めて?
「いせや本店」が現店舗では今日が最後だと聞いて、会社帰りに吉祥寺へ。

案の定、凄い人出だったので眺めるだけにしましたが、吉祥寺の歴史のひとつが終わった気がしてなりません。


ちなみに、どさくさに紛れて「いせや公園店」に行こうとしたら、今日は定休日だったというのは絶対に内緒(笑)。

でも、本店よりも通い、思い入れのある公園店が同じことになったら…。最後の日は会社休みますかね。



不運も含めて至極妥当。(JEF2-0京都@フクアリ・J1第24節)

2006-09-24 21:09:42 | フットボール
 当初は書くのをやめようかとも思っていましたが、行ったからにはやはり書くことにします。


 聖地国立での試合を終え、千駄ヶ谷駅から移動します。ただし、行き先は千葉方面。


 事前に調べたところ、千駄ヶ谷からは1時間と少しで蘇我に行けることが分かったため、折角の機会だから・・・と、今まで足を踏み入れたことのなかったフクアリに行ってみようと思った次第なのです。錦糸町駅で乗り換え、横浜な同行者と共に草津戦の悔しさを少しでも晴らすべく缶ビール片手にバカ話をしているうちに蘇我駅に到着。そこから歩いて10分ぐらいでフクアリに到着しました。


 スタジアムの第一印象は仙スタを若干小さくして無理やり2層式にしたような感じ。けれど、周囲にはフクアリ以外に目立つ建物がないため、秋の夕暮れの中で光り輝いてた様には荘厳さをも感じます。ピッチまでの近さや観客席の近さもなかなか。これは偶然でしょうが、タイミングを図れば、アウェーのサポーターでもしっかりとコールが反響される構造にも好感を抱けます。JEFのサポーターが増えるのも分かる気がします。
 

 さて、試合なのですが、終わってみれば予想通りのJEFの快勝。マリオ・ハースの代わりに水野を投入し、巻の1トップだったJEFですが、そんなことはお構いなしに、「いつも通りの全員サッカー」で勝ちを収めました。

 
 で、モチロン、初フクアリと同じくらいの重要な目的として、今の京都サンガがどうなのかを生で見ておきたかったというのがあります。序盤はボールを持った相手に複数でプレスを掛け続け、積極的に守っていましたが、いかんせん、攻撃の組み立てにおいて、中盤が存在していません。ボールを奪うと左ハーフの中払を経由してパウリーニョに渡すだけというシンプルなもの。

 中払の調子が良かったのでパウリーニョにまでボールは届くものの、昨年のJ2で見せたほどの存在感がなく、また、選手紹介時にJEFサポから喝采の拍手を受けていた林は全然機能せず、京都から得点の香りがしません。パウリーニョの相方FWに同じブラジル人選手がいれば面白いことになりそうだなぁと思わないでもありません(笑)。で、そうこうしているうちに、山岸の絶妙なクロス(※訂正済)に巻の足が入り、JEFが先制。

 後半はより一層、中払経由でサイドからのカウンター攻撃を徹底させ、それなりにリズムを掴んできた京都。ところが、客観的に見てJEF選手のキーパーチャージだろうと思った京都ゴール前での京都GKとの接触が、得点機会阻止ということでPK。これを阿部勇樹がしっかりと決めて2-0。我々の身も含め、よくあることではありますが、あまりにも不運すぎます。さらに攻撃の基点となっていた中払が接触プレーで足を痛めてアウト。これで試合は完全に決まりました。


 今年のGWに等々力でセレッソの試合を見たので、それなら京都も・・・という目的が自分の中にありました。正直な感想として言わせてもらえば、真ん中からの組み立ては殆どなく、思っていたよりも・・・(以下略)となりますが、それでも今のJ2よりはスピードがあり、パウリーニョへのプレスを少しでも手を抜くと昨年と同じようにやられてしまうでしょう。また、終盤に投入された田原が機能していたことも備忘として書いておきます。
 

ミイラ取りが、大人になって、ミイラになった。(横浜0-2草津@聖地国立・第41節)

2006-09-24 00:36:54 | フットボール
 三ツ沢の神戸戦の後、3試合の欠席を挟み、久々(私にとって)の横浜の観戦と相成りました。


 で、個人的には連敗となりました。


 「今の横浜が負けるとしたらこれしかない」というぐらいの、ほんの一瞬の隙をモノの見事に突っつかれての2発&赤紙1枚での敗戦。虎視眈々と相手の隙を突こうと冷静沈着に戦っていたハズの横浜が、草津に逆にやられてしまいました。ま、これはこれで仕方がないと思います。



 ただ、3週間ぶりに横浜の現場に戻ってきたわけですが、先制されても精神的に動じず、冷静に戦い続けた選手。不利な判定にいつまでも引きずらず、試合が終わろうとも決して手を休めずに選手・スタッフ全員がいなくなる最後の最後まで精一杯声を出し続けていたサポーター。


 自分がいなかった僅かな間に、このクラブを取り巻く全てという全てが本当に大人になったよなぁとしみじみと実感し、その様に驚きました。



 今日はザスパがお見事でした。けれど、今の横浜FC、しっかりと「メイク・プログレス」が出来ていると思います。何も間違ってはいません。

いよいよ聖地国立。

2006-09-23 02:11:35 | フットボール
 正直に言いますと、横浜ダービー以上にやるならJ1に行ってからという気持ちが強い、聖地国立での試合開催。厳しい内容になるかと思いますが本当に楽しみです。



 無事にリフレッシュを終え、あとは最後の最後まで突っ走り続けていくのみ。今はそんな心境です。






P.S 「研修報告」は、日曜以降に続編をば・・・。

研修報告①(その1)

2006-09-21 21:56:00 | 研修報告(・・・のつもり)
・He is still "GUNSO"(Livingston3-0Airdrie United@Almondvale・スコットランド1部(2部リーグ)・第7節)

 Edinburghからディーゼルの列車に揺られること25分。郊外の小さな街、Livingstonに着きました。下車駅であるLivingston North駅は単線の無人駅で、駅前には大きなスーパーとGSと自動車販売店が1軒ずつあるだけ。街全体はさながら新興住宅地といった感じでしょうか。

 Livingston North駅から下り坂の一本道を歩くこと30分で、丘の谷間にそびえ立つLivingston FC(通称:Livi)の本拠地、Almondvale Stadiumに到着です。少し増設させた西ケ丘に屋根を全面的に付け、M戸や山形の雰囲気をも醸し出した感じ…と、そんなスタジアムです。

 イングランドのフットボール会場では、観客の入りは遅いが、出るのは早いというのが定説で、自分が5年前に行ったEverton対Liverpoolのマジーサイドダービーでも同様でしたが、その定説は残念ながらScotlandの2部リーグでも全く同じ(笑)。1時間半前に到着しましたが、メインスタンドの入口前に10人前後のファンがいるだけで、それ以外は誰もおらず、開門すらしていません。

 とりあえず、「Ticket Office」と書かれた、非常に小さな窓口がぽつーんとあったので、ひとまずチケットを確保しておくかとその窓口にいたやる気のない普段着の女性店員に声を掛けてみたのですが、早口でまくし立てられ続けるだけで一向に相手にしてくれません。周辺にいた係員に「今日のチケットないんだけどどうすればいいの?」と尋ねると、必ずそこの窓口を案内され、何度も尋ねるのですが結果は常に同じ。お金を見せてもクレジットカードを見せても売ってはくれません。で、そんなことで30分以上潰れたところで開門。

 「満員になることは考えられないし、どの入場口にも「Adults £18」と張り紙があるし、入れないことはないはずなんだけどなぁ・・・」と激しく困惑した所で、マッチデープログラムの販売員を兼ねていると思しき、人の良さそうなLiviのユニを着た中年女性のサポーターの人にカタコトの英語で一部始終+「Stevenに会いに来たんだ」ということを説明した所、爽やかな笑顔で入場口を指差して「お金持ってるんでしょ?じゃぁ、いいから入場口に行ってみなよ」と教えてくれました。

 「むむっ、こ、これって、も、もしや…???!」と思いつつ、£18を片手にゲートに向かい、お金を係員に渡したらあっさりと中に通されました。


 そう、つまり、入場口で直接お金を払うだけでOKという、「完全チケットレス入場」。


 ・・・これまで長い間、色んな所で色んなサッカーの試合を見てきたつもりですが、こんな入場方法は全くの初めてです(※Ticket Officeは年間チケット保持者専用の窓口だった模様)。よって、手元にはこの試合のチケットの半券なんてモンは一切ございません(何でもいいから欲しかったのに…)。試合開始45分前に場内へと入りました。


 で、中に入ってみますと、両チームの若手や控えと思しき選手達がのんびりとストレッチや簡単なパス練習をしていました。少なくとも、1年でトップリーグ復帰を目指しているクラブと、2部昇格を実現させ、上位チームのアウェーで一泡吹かせてやろうというクラブとの一戦とは到底思えないぐらいの見事なまでの牧歌的な空気が流れておりました。その練習を見ている人達の姿も両手で数えられる程度。けれど、この後にStevenが必ず姿を見せるはずと思うと、自分の胸が急激にドキドキしていることに気がつきました。

 今までは、無事にイギリスに行けるだろうか、無事にEdinburghに行けるだろうか、無事にLivingstonに行けるだろうか・・・と心配をし続けていた身だったので、Stevenに再会することも今回の旅行の重大な目標の1つであったにもかかわらず、心の中での最優先事項にはなれずにいました。けれど、それらが全てクリアーされた瞬間、遂に・・・というわけでして。


 そして、いよいよ真打ち登場!!ってな具合に軍曹がピッチ上に姿を見せました。三ツ沢で彼に向かって叫んでいたのと何も変わらない「ステぃーブ~ンっ!!」の声がスタンドに勝手に(?)響き渡ります。モチロン、「I’m here from YOKOHAMA!!」というひと言も添えて。そして、その声に驚きつつも、即座に反応してくれたSteven。
 スカスカで、超のどかなスタジアムの中ではありますが、いやいや、マジでダメです。全身が震えてます。ものすごく感激しています。その後の練習中も明らかに自分の方をチラチラと見ては満面の笑みを浮かべてくれるSteven。そんなことをされてしまう以上、私は地元ファンに混ざり込み、無意識に最前列のど真ん中まで進出しないわけにはいきません(笑)。Steven、何も変わってません。

 ただ、メンバーが揃った後も、過密スケジュールでもないのに、2列になってタラタラ走り、時折、簡単にボールを触り、5・6人のグループに別れてストレッチをする程度という全体練習。素人目で見ても、日本の中学校の体育の授業前でももっとハードな準備運動をしているハズなのですが…。最後尾で黙々と走り続けてた新加入選手・軍曹の心境、果たして如何に。。。



 そして、練習を終えて引き上げる時、彼がこっちに向かって来るのであります。


(研修報告①(その2)に続く)

簡単に。

2006-09-20 00:17:07 | 研修報告(・・・のつもり)
 ま、そんなわけで帰国をし、早速社会復帰をした管理人・いしきんです。


 とりあえず、ワタクシがこの9泊12日の間にとった主な行動をまとめて報告致します。


・9/7(木)出国。Bangkok経由の飛行機の中でバングラデッシュ人の親子と話が弾む。

・9/8(金)イギリス入国→London経由で鉄路でEdinburgh入り。入国審査で1時間待ち。Edinburghの街並みにかなり感動。

・9/9(土)午前中、Edinburgh観光。観光中に自分の隣の中学校出身のバックパッカーと遭遇。世間の狭さを知る。午後、Livingston入り。Livingston対Airdrie United戦の観戦①

・9/10(日)終日Edinburgh観光。街中そのものが遺跡そのものであり、清潔で夜の一人歩きでも身の危険を全く感じさせない治安の良さにビックリ。さすがはStevenの故郷!!エジンバラ城に登城し大感激。Scotch Whisky Heritage Centreでは、30歳で脱サラ・起業をし、苦難の末に事業を軌道に乗せたという日本人中年夫婦から、「イイ加減がいい加減になる(<発音注意)」という大変有難いお言葉を頂戴する。PINコードとの戦い(※詳細は改めて)、そして勝利。

・9/11(月)Yorkに移動し、観光。こじんまりとしながらも古い街並みを散策。月曜なので人はさすがにまばら。夕方に入ったIrish Pubで店員に「Oh,Where is your fiance?」と大きなお世話なことをわざと聞かれる(笑)。けれど、その店で初めて食べたJacket Potetoに感激。一気にハマる。

・9/12(火)Yorkの鉄道博物館に行く。初期の新幹線が展示されていて、車内で「Now,I'm back to Tokyo!!」と老婦人に話したらバカ受けされる。午後にSheffield入り。Sheffield Wednesday対Stoke City戦の観戦②

・9/13(水)Manchester入り。宿泊先の場所が分からず大苦戦。夕方に入ったPubで酔っ払いのCelticサポーター達と友達になる。そして、訳ありながらもわずか£60でダ○屋から購入したチケットでCL/Manchester United対Celtic戦の観戦が実現③

・9/14(木)London入り。長年の悲願中の悲願だったAbbey Roadの横断歩道を渡る。ロンドン塔とTower Bridgeにも行く。偶然にもTower Bridgeに行ったら大きな船が通り過ぎる所で、橋げたが上がる瞬間を目の当たりにする。UEFA-CUP/West Ham対Palermo戦を観戦④。自分の英語力のなさか係員のいい加減な誘導のせいかで、散々な思いをする。

・9/15(金)終日London観光。大英博物館に4時間半こもる。あまりの貴重な展示物の多さに、最後はどの展示物を見てもちっとも感動できないという麻痺状態に陥る(笑)。夕方は広大なHyde Parkでまったりし、夜は「ラーメン屋」で久しぶりに日本の新聞を目にする。ロンドンの2階建てバスに乗るも、自動販売機でおつりが出ないアクシデントに遭う・・・。

・9/16(土)Charlton対Portsmouth戦の観戦⑤の合間に、Big Ben、ウエストミンスター寺院、Backingham Palaceを強引に観光。自己満足に浸る。

・9/17(日)イギリス出国。Bangkokまでは陽気でおせっかい焼きなタイ人の中年女性と愉快なひと時(?)を過ごす。Bangkokからの経由便では「イイ人オーラ」を全身からみなぎらせる日本人女性とイタリア人男性のバカっプルぶりに心から呆れる(笑)。

・9/18(月)帰国。

・9/19(火)副業先に復帰。早速「報告会」という名目の飲み会に強制連行。



 ・・・とまぁ、そんな感じです。時期が時期なので、観光自体について、これ以上詳細に書くのは遠慮させて頂きます。



 ただし、「本業の研修」という名目である以上、5試合の観戦記については、「研修報告」としまして、いつものような形式でアップをさせたいと思っておりますので、気長に楽しみにしていて下さい。


 それではまた。