ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

ジオラマ

2018-10-05 15:41:09 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「ジオラマ」です。ジオラマとはミニチュアの情景模型の事で、博物館などではお馴染みのものだと思います。



上の写真はブラジル産のアメシストです。洞窟内の石筍もしくは海底の熱水噴出孔のチムニーのような柱状の構造にドゥルージーな結晶がキラキラ輝いていて、何とも言えないお伽の世界の風景の様です。これはその形状からフェアリーガーデンとも呼ばれるようです。その名前はもちろん鉱物名ではなく、いわゆる俗称なのですが、言い得て妙だと思います。

このアメシストをよく見ると、ミニチュアのサイのフィギュアが見えます。あまりにも小さいのとサイが周りの風景と同化してしまっているので、わかりにくいかもしれませんが、拡大すると次のように見えます。



石にミニチュアのフィギュアを乗せる遊び心は、水石の世界でもありますし、昨今のテラリウムなどでも用いられています。そこにはジオラマを楽しむ遊び心とその情景を愛でる妄想が重要なのだろうと思います。

このアメシストのジオラマは如何でしょうか?本当はラクダのフィギュアを置きたかったのですが、それをすぐにゲットできなかったので、サイを置いてみました。自分ではそれはそれで十分だと満足しております。

今回、サイのフィギュアをゲットした際に、シロクマのフィギュアもゲットしてきました。そのシロクマのフィギュアに合った石が何かないか?と店内を探しました。そして、透石膏の標本があったので乗せてみました。



すると、妙にいい感じになったと思います。まるで、地球温暖化の影響で北極圏の氷が溶けはじめ、シロクマが生息域が減少している事を嘆いているようにも思えてきます。

このような妄想を伴った石の楽しみ方もアリだと思います。
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