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行政書士 石田の なんでもweblog

定款記載事項と登記事項

2007年03月05日 08時52分48秒 | 会社法関連
相模原の行政書士、石田です。
事務所のホームページもご覧ください)

定款の記載事項と登記事項とはどのような違いがあるのでしょうか?
株式会社の場合、商号・事業目的・本店所在地などの事項は、
定款記載事項・登記事項のいずれにも該当しますので、
これらの項目を変更するときは、株主総会で定款変更が決議され、
その議事録を添付して変更登記を申請します。
役員任期・事業年度などの事項は、
定款記載事項のみに該当しますので、これらの項目を変更するときは、
株主総会で定款変更が決議されれば有効となり、
変更登記の申請をする必要はありません。
役員氏名や代表取締役の氏名・住所などの項目は、
当期事項のみに該当しますので、役員の改選・就任・退任等による変更
(任期満了に伴い同じ人物が引き続き役職にとどまる場合も含む)
が発生したときは、株主総会で役員変更が決議され、
その議事録を添付して変更登記を申請しますが、
定款変更をする必要はありません。
ただ、株主総会で定款変更の決議をしても、
定款自体が変更されていないケースがあります。
そうなると、定款の記載事項と登記事項に食い違いが生じてきて、
会社の現状を把握するのに大変苦労する場合があります。

有限会社の場合はどうでしょう?
会社法に施行により、有限会社は新たに設立できなくなり、
従来からの有限会社も“特例有限会社”という株式会社の一つとして
認識されてしまいます。
有限会社の場合は、「整備法」という法律で
定款記載事項や登記事項の数多くが
「みなし事項」として読み替えられています。
これは、会社法を施行する際、
定款変更や変更登記の手間をかけなくて済むようにという
配慮からのものでした。
ところが、定款と登記簿謄本の違いが所々に発生して、
比べれば比べるほど混乱を大きくしているという実態があります。
有限会社も、株式会社とは違った意味で定款と登記簿謄本を比較し、
定款の内容を見直してみる必要があります。

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3月22日(木)、相模原商工会議所において
定款に関するセミナーを開催します。(詳しくはこちら
参加無料ですので、この際に
定款と登記簿謄本を比較してみる機会として
ご利用ください。

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