京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

高瀬川 開削400年

2014-09-01 | インポート

高瀬川は、当館の近くの二条大橋の南、鴨川を併走するみそぎ川(鴨川の分流)から取水し、

二条から、京都歓楽街のひとつ、木屋町通りの西側を南下、十条通りの上流で、

再び、鴨川に合流します。それ以南は、東高瀬川になります。

この高瀬川は、1614年に、角倉了以・素庵父子によって、

京都~伏見を結ぶために、物質輸送用に開削された運河で、

開削から大正9年(1920年)までの約300年間、水運に利用されました。

現在は、四季のうつろいにより、桜と柳が彩りをみせ、多くの観光客が訪れる名所です。

幕末の事変を示す多くの石碑や、

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高瀬舟が船の転換、荷物の積卸を行った「一之舟入」の史跡とともに、

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森鴎外の小説「高瀬舟」の舞台にもなっており、歴史とロマンを感じる風情があり、

特に私は、二条~御池間がとても好きです。

「高瀬川開削400周年記念事業」

~これまでの400年、これからの400年~

今年(2014年)で、高瀬川開削400周年を迎えました。

その記念行事が8月3日より始まりました。その一部をご紹介させて頂きます。

●「高瀬川ライトアップ」

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高瀬川二条~七条間、8/23~9/23(19時~21時半)

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・二条~四条間は、LEDでのライトアップ

・四条~五条間は、既存の和風ぼんぼり照明

・五条~七条間は、行灯でのライトアップ

*加えて9月5日~7日には、高瀬舟で今話題のプロジェクションマッピングが実施されます。

(時間は、19時~21時です)。

先日、ライトアップに行って来ましたが、ぜひプロジェクションマッピングにも行きたいです。

●「銅駝高瀬川舟まつり」9月23日(木屋町二条~御池間)

高瀬舟乗船・舞妓お茶席・フリーマーケット・クイズラリー等、色々楽しみが一杯です。

この祭りは例年行われており、昨年の様子は当館ブログに女将が投稿されてます。

ぜひ、ご覧下さい。→ http://blog.goo.ne.jp/ishichoclub/d/20130923

これ以外にも、まだまだ記念行事が続きます。

当館のロビーにも、パンフレットが置いてあります。

皆様のお力で、これからの400年も、高瀬川を守り続けていけますように。

当館は、高瀬川のすぐ近くです。この機会に、高瀬川の魅力を感じに、

お出かけされるのはいかがでしょうか?お越しをお待ちしております。

<京都 好き男>

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