高瀬川は、当館の近くの二条大橋の南、鴨川を併走するみそぎ川(鴨川の分流)から取水し、
二条から、京都歓楽街のひとつ、木屋町通りの西側を南下、十条通りの上流で、
再び、鴨川に合流します。それ以南は、東高瀬川になります。
この高瀬川は、1614年に、角倉了以・素庵父子によって、
京都~伏見を結ぶために、物質輸送用に開削された運河で、
開削から大正9年(1920年)までの約300年間、水運に利用されました。
現在は、四季のうつろいにより、桜と柳が彩りをみせ、多くの観光客が訪れる名所です。
幕末の事変を示す多くの石碑や、
高瀬舟が船の転換、荷物の積卸を行った「一之舟入」の史跡とともに、
森鴎外の小説「高瀬舟」の舞台にもなっており、歴史とロマンを感じる風情があり、
特に私は、二条~御池間がとても好きです。
「高瀬川開削400周年記念事業」
~これまでの400年、これからの400年~
今年(2014年)で、高瀬川開削400周年を迎えました。
その記念行事が8月3日より始まりました。その一部をご紹介させて頂きます。
●「高瀬川ライトアップ」
高瀬川二条~七条間、8/23~9/23(19時~21時半)
・二条~四条間は、LEDでのライトアップ
・四条~五条間は、既存の和風ぼんぼり照明
・五条~七条間は、行灯でのライトアップ
*加えて9月5日~7日には、高瀬舟で今話題のプロジェクションマッピングが実施されます。
(時間は、19時~21時です)。
先日、ライトアップに行って来ましたが、ぜひプロジェクションマッピングにも行きたいです。
●「銅駝高瀬川舟まつり」9月23日(木屋町二条~御池間)
高瀬舟乗船・舞妓お茶席・フリーマーケット・クイズラリー等、色々楽しみが一杯です。
この祭りは例年行われており、昨年の様子は当館ブログに女将が投稿されてます。
ぜひ、ご覧下さい。→ http://blog.goo.ne.jp/ishichoclub/d/20130923
これ以外にも、まだまだ記念行事が続きます。
当館のロビーにも、パンフレットが置いてあります。
皆様のお力で、これからの400年も、高瀬川を守り続けていけますように。
当館は、高瀬川のすぐ近くです。この機会に、高瀬川の魅力を感じに、
お出かけされるのはいかがでしょうか?お越しをお待ちしております。
<京都 好き男>