伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

受け身では無く、自分から能動的に

2013-02-21 10:25:08 | 再検証シリーズ

祈りの本質」(2011-07-26)

この世に生まれた限りは、「自分の心の中に」、神を求め、慈悲深い仏を見ようとし、自分自身が神の子供としてのキリストであることを知り、釈尊のようにひたすら内在へと突き進まない限り、幸福には成れません。
この世で喜怒哀楽を体験しているのは、いったい誰なのか?それは他人ではなく、あなた自身です。
体験するのは自分なのに、なぜ自分の外に幸福が在ると思うのでしょうか?
とても美味しいとされる物を食べたところで、「自分自身の味覚が機能していなければ」、味が無いのです。分かりますか?
だから、どんなに美味しい物を「他に求めたところで」、自分自身の味覚が正常でなければ、美味しさを体験できないのです。むしろ不味いと思ってしまうかも知れません。本当は美味しいのにです。

今の自分が不幸だ、不運だ、最悪だと思っていることも、それは本当なのか?自分の感覚は本当に正しいのか?
自分の感覚が間違ったままならば、何をしても変えても幸福には成れません。自分自身が幸福を感じることが出来ないのです。
自分は、すでに多くの人々に助けられているかも知れません。自分が気付けないだけで、無くせば二度と取り戻せない、有り難い幸福の中に既に居るかも知れませんよ。

生死を超越した神の視点から見ますと、すべての人間は既に救われた人であり、神様の中で体験をしているにすぎないと示されます。
だから、この世では、自分の心に内在する神様を、どれぐらい発露をさせるのか?が大問題なのです。
私は相手の目を見れば、その内在する神の発露具合が分かります。

目の中に丸い地球を宿すインドのおじさんもいれば、

ロシアの怪しい意志力の怪物もいれば、

自らに潜む煩悩と狂気の中で苦しむ日本人もいます。

この日本の方は3・11の大震災の時に、テレビで被災状況を見ていて体の震えが止まらなくなり、本能のままに金銭を借金して集めて、レンタルしたトラックに支援物資を満載して行かれたそうです。被災直後だったので、立ち入り禁止される前の危ない地区を回られたようです。
彼に内在する国津神が浮き出て震えが来て(神懸かり)、考えるよりも先に行動が発露したのです。
彼は他人からの称賛などを気にして行動したのではなく、彼の内在する存在が行動しなければ許さなかったのです。

私たちは全員が、すでに内在する神との対話を知らずに日々しているのです。
自分が苦しいのは、内在する神の思いに素直で無いか、真逆の方向に自分が進んでいるからです。
内在する神様の気持ちに「乗れば」、貧乏ならば貧乏を楽しみ、ぜい沢にはぜい沢の有り難さに気付きながら楽しむことが出来ます。
自分に内在する神の「意志に乗る」ことが、イノリ・意乗り・祈り、の本質です。
祈ると言うことは、他に委託することでは無く、「自分が行動することなのです」。内在する神と共に動くことです。
自分の良心(内在神)に沿って動きましょう。

(感想)
要するに日本人だけではなく人類が最も誤解している言葉が、「祈り」です。祈りで検索しますと、
「神に何かを願うことである。祈祷(きとう)、祈願(きがん)ともいう。儀式を通して行う場合は礼拝(れいはい)ともいう。」(フレッシュアイペディアより)
このように自分以外の大きな存在に願う・委託することを「祈り」だと一般的に思われています。

しかし、霊的な存在の視点から逆に人間を見ますと、
「神をもコキ使おうとする不届き者が人間である」
「自分の願望のためには、神をも平気でパシリにしてしまうのが人間である」
という霊的な側面があります。

だから、人間が知らずに願う対象の霊的階層によりましては、
「人間に依頼されたのだから、その代償に目玉をもらうのは当然だ(願掛け・眼欠け)」
「人間の商売のために走り回ったのだから、その代わりに生命力を食わしてもらうのはアタリマエだ」
などのような交換条件が、知らずに発動している霊的実態が社会に存在します。

だから祈願する信仰を熱心にしている家ほど、家運衰退、病気、不幸、貧乏・・・・という真逆(魔逆)の方向に向かう傾向があります。
先祖霊は陰で懸命に子孫を支えようとしますが、人間は自分がダメになるほど余計に「祈る」という魔逆をしてしまいます。そして先祖霊にはまったく見向きもせずに、ナントカ大神と自称する動物形象に祈り・捕獲されていきます。
ここに霊的な無知ゆえの悲劇が存在しています。

本当の「祈る」という言葉には、願掛けなどの意味は一切無いのです。
「自分の意志に“乗って”頑張りますから、神様は見ていて下さい」
「神様の意志に乗ります(カンナガラ)」
そして本質は、「祈り=神への感謝」これだけなのです。

だから神社でも、祈願を「奉納する」、祈りの言葉を「奉納する」、という人間自身が頑張る気持ちを神に納めるのが霊的真実なのです。
神社での祈願=自分自身の決意表明を神様に宣誓することです。自分が努力することを神様に誓うのが本当の祈願です。
このような態度の祈願・祈祷は、本当の神様に良く通じます。そして物事が霊的に動くのです。

世の中には、知らずに間違った祈りをして損をしている人が多いです。
しかし、本当に素直な人間ならば、神をコキ使おうとはせずに、知らずに感謝だけをしている人もいます。それがカンナガラです。
正しく神様に祈って(宣誓して)生きましょう。

※世界中で大地が振動していますから、週末に向けて防災意識を持ちましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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419 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-02-21 10:34:50
リーマンさんに出会うまで 知らなかった内容です
感謝します

先祖供養、親孝行をしていきます

生かして頂いて ありがとう御座位ます
アマテラスオホミカミ アマテラスオホミカミ
タイミング! (Unknown)
2013-02-21 10:38:00
今朝本当に凹んでしまい自己嫌悪してまして、ふと見たらこのタイトル!そうなんです。今まで祈願恐ろしい程してます。一番強くしつこく祈願したものは結果的に叶ってない。私は最近気力なくなってしまいましたが、今日の記事何度も読み返してみます。内在神様も疲れています。
Unknown (伊勢白山道“先祖供養は自己責任・自主判断ですることです”)
2013-02-21 10:39:17
リーマンさん、本日も記事の更新をありがとうございます。
記事の最後にあります「世の中には、知らずに間違った祈りをして損をしている人が多い」と関連がありそうな気もしますが、1つ質問させてください。

最近、「いつか

。。。まったくダメです。

次のリーマン・ショックは、さらに規模が大きいです。
変わらなきゃ (玄米母)
2013-02-21 10:43:58
先祖供養、感謝だけではない自分にきづいてます。もう、いい加減変わらなければ。ありがとうございます。
子どもの時の思い (ひいらぎ)
2013-02-21 10:49:01
いつもこの手の話で思い出すのは
子どもの頃、神社や寺などを参拝する時に、お願い事をしなさいって大人にいわれるけど、いざ社殿に到達すると、願い事なんて真っ白で何も浮かばず、ただ形だけ大人の真似して帰っていったこと。
そして、帰り道、大人からどんなお願い事をしたのか聞かれるのが、たまらなく嫌だった。
社殿の前で、真っ白になるのは、本当はあれが正しい状態だったんじゃないかと、リーマンさんの話を聞くたびに思い出します。
今では、あの真っ白な感覚になることはあまりない。
せめて、わが子にはお願い事をしなさいって言葉はかけないでおきたいけれど、回りからやはりそういう声がかかるから、難しいですね。
質問させてください (本日は特に匿名でお許しを)
2013-02-21 10:53:53
リーマンさん、日々ブログ更新ありがとうございます。
一つ相談させてください。今、保険屋さんから、義母(80歳)に保険をかけないかと言われております。月々の支払は8万円くらいになります。嫁の立場ですと相続権はありませんので、かけたい気持ちはあります。自腹でかけてかけられない金額ではありません。しかし、義母の命と引き換えにお金をいただくというのは、内在神様を傷つけないか心配です。リーマンさんの日々の教えでお金=幸せ、ではありませんが、しかしながら、正直、お金は欲しいです。。リーマンさんからみて、どうお考えになりますか。教えていただけると助かります。
どんぴしゃ☆ (Unknown)
2013-02-21 10:56:46
明日、地域の一宮に参拝する事になりました。

義母に、厄年なので御祓いしてもらいなさいと言われまして。(汗)
ハクサンダーな私は、厄年であろうと何であろうと、すべてありがたく受け切って生きていくつもりですし、禍を神様にお願いして取り除いてもらうなんて!と、正直気は進みませんでしたが、(苦笑)
まぁ、お付き合いもありますし、婚家に合わせるほうが無難とも思いますので・・。神恩感謝で参ってきます。

逆に、神様に元気玉を渡せるくらいの参拝が出来るといいな・・。
Unknown (Unknown)
2013-02-21 10:57:30
私は今十分恵まれた環境にいますが、一番やりたいことが出来ません
もうおそらくやりたいことは一生出来ないでしょう
それが出来るチャンスは一度だけありました
けれども私にその時それをする元気がありませんでした
今なら出来るのに

この7年間毎日後悔しています
毎日が重いです

一生後悔し続けるのかと思うと、つらいです
2年前こちらのHPを知り毎日感謝をしてきました
しかし最近感謝しなければいけないのにそのような気分になれなくなりました
自分はなんて愚かなんでしょうか
質問です。 (日本人)
2013-02-21 10:59:45
おはようございます。
今日は神棚のお世話のことでお聞きします。いま毎朝暗いうちに起きて神棚の水を換え、線香をあげてます。お蔭様で毎日できることがうれしいです。ところで、お日様が当たらないときに神棚にむかうのは別に問題ないですか?食事をしてそのあとくらいにお世話すると恐らく日の出くらいになると思うのですが、やはり暗くても神棚と三本線香をして食事という順番が大事ですか?
よろしくお願いします。
祈り (ドルチェ)
2013-02-21 11:02:02
イセハクさん、本日も記事更新をありがとうございます。
祈り=神への感謝、なのですね。
祈りという言葉は、普段何気なく使っていました。
私は心の底から思う…みたいな気持ちで使っていたように思います。
神への感謝なのですね。
これからは神への感謝を意識して正しく祈って生きたいと思います。
いつもありがとうございます。

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